Work log for inputting coordinates of artifacts on the distribution map of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita shell mound (2025.07.13)
We are currently working on obtaining the XY coordinates of the artifacts from the artifact distribution map of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound using a homemade Python tool, and combining them with the Z coordinates already obtained from the artifact ledger to obtain the artifact's 3D coordinates. The artifact distribution appears to be stratified, and it is of interest to consider its relationship with the development of the shell layer. So far, the 3D distribution of 13,914 artifacts has been clarified.
有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図から、遺物のXY座標を自家製Pythonツールで取得し、既に遺物台帳から取得しているZ座標と合わせて遺物3D座標を取得する活動を進めています。遺物分布は成層的に見えて、貝層発達との関わりに興味が深まります。これまでに13914遺物の3D分布が明らかとなりました。
1 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.07.13現在)
有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.07.13現在)13914遺物データ
3DF Zephyr v8.013でアップロード
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2 メモ
北斜面貝層が収まるガリー侵食地形の谷頭部付近の遺物3D分布が明らかとなってきました。成層構造が見えます。貝層成層と関連していると考えられ、貝層発達と貝層利用の関係分析が楽しみになります。年内に遺物平面座標読取作業を終えることを目標にして、それに集中して活動することにします。分析活動はその後に思う存分行うことにし、今は我慢しておきます。
平面座標読取活動の効率化が進んでいます。一度作成して効率化に使っているPythonスクリプトについて、さらなる効率化のための改善を加えることがたびたびあります。最初段階では、手作業ではなく、自動化できれば素晴らしいという思考でしたが、現在では同じ自動化でもより手数が少なく、単純なものに改善してます。
今回作業分の範囲に遺物出土がない50㎝×50㎝平面が3箇所あります。発掘調査報告書資料で確認すると、サンプル抽出空間です。この平面では貝層サンプルをボーリング柱状資料のように貝層最上部から最下部まで連続して採っています。
サンプル抽出空間
3 技術メモ
既に約1万データがプロットされているBlenderファイルに、今回約4000データを追加プロットしました。その4000データプロットになんと1時間5分かかりました。時間がかかりすぎます。プロットでは遺物コードをアウトライナーに書かせています。おそらく、Blenderでは、4000データプロットに際して、その遺物コードがすでにプロットしてある1万データの遺物コードと同じものがあるかどうかチェックしています。(例 同じものがあると2250023、2250023(1)のように重複を避けます。)この遺物コードチェックにほとんどの時間をかけていると推察します。遺物コードなしで、単純にCUBEをプロットするだけなら、10分もかからない作業であると推察します。今後、4000データを更のBlenderファイルにプロットし(恐らく20分程度)、それを1万データファイルにアペンドするなどの方法で時短になるか、検討することにします。
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