Sketchfab投稿3Dモデルが500に達しました。
2019年2月から3Dモデルを見様見真似で作り始め丁度1年半で500モデルを投稿したことになります。
対象物は縄文土器が大半になりますが、最近は土偶や土製品なども増えています。地形3Dモデルも含まれています。
3Dモデル作成が思った以上に多いと感じますので、その理由についてまとめてみました。
1 「観察記録3Dモデル」という概念の作成利用
Sketchfab投稿3Dモデルのほとんどはマニアがつくる美しい、自慢の3Dモデル「作品」です。ところが、自分の作る3Dモデルはガラス面越しで展示物の片面を撮影してつくる、不完全で難の多い学習記録です。我ながらこれでよいのだろうかと自問する日々もありました。しかし、学習資料として作る3Dモデルであり、美しさや作成技術を自慢するためのものではないと割り切りました。その割り切りを「観察記録3Dモデル」という言葉で表現しました。「観察記録3Dモデル」という言葉を使えば、不完全で難の多い3Dモデルでも、学習上は自分にとって重要な意義があるものであり、正々堂々とSketchfabに投稿できます。
Sketchfabを自慢の優良作品発表の場ではなく、自分の学習資料倉庫として、いわば3Dモデルの自分専用webノートとして利用していることに密かなる痛快感が生まれます。
2 見様見真似の技術習得
見様見真似ですから通常よりはるかに遅い速度になりますが、次の最低限の技術習得がこの18カ月でありました。
・展示物の3Dモデル用撮影技術の工夫…望遠の使い方、ガラス面反射の避け方、撮影枚数の目途など
・3Dモデルソフト(3DF Zephyr Lite)操作技術の習得…マスカレード機能、アニメ機能など
・多量撮影写真の整理保存方法…クラウド利用によるバックアップなど
3Dモデルまわりの技術習得を進めた結果、効率的に3Dモデル作成と投稿ができるようになりました。
3 3Dモデル観察によるアイディア増大
3Dモデルを作成して観察することにより、対象物に関する思考が特段に活性化します。展示会場で対象物を子細に観察することは限界がありますが、自宅パソコン画面で3Dモデルを観察する分には時間的、空間的制限は全くありません。自宅における観察で思考が発展できます。
つくった3Dモデルによりさまざまなアイディアが浮かび、結果として縄文学習が加速されることを実感します。その結果3Dモデル作成が楽しくなります。3Dモデル作成を軸によい学習循環が生まれています。
Sketchfab画面 2020.08.31