2025年6月5日木曜日

Salt dome in Iran

 Salt dome in Iran


I learned about the geology of Iran by reading the article "Geology of Iran" in the April issue of the Geography magazine. I became interested in the salt domes described in the article, so I created a 3D model of the salt dome (vertical ratio x 5) using the DEM-Net Elevation API and enjoyed observing the salt dome topography.


雑誌地理4月号記事「イランの地質」を読んで、イランの地質について学習しました。記述中の岩塩ドームに興味を持ち、DEM-Net Elevation APIで岩塩ドーム3Dモデル(垂直比率×5)をつくり、岩塩ドーム地形観察を楽しみました。

1 Salt dome in Iran

Salt dome in Iran

Vertical ratio: ×5


参考 テクスチャ画像

Attributions

Generator: DEM Net Elevation API - https://elevationapi.com

Digital Elevation Model: AW3D30 OpenTopography - https://opentopography.org/

Imagery: Esri World Imagery - https://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/World_Imagery/MapServer


3Dモデル動画


3Dモデル画像


3Dモデル画像


3Dモデル画像

2 メモ

雑誌地理4月号記事の高安克己著「イランの地質」を読んで、イランの地質について学習しました。記述中の岩塩ドームに興味を持ち、DEM-Net Elevation APIで岩塩ドーム3Dモデル(垂直比率×5)をつくり、岩塩ドーム地形観察を楽しみました。


3Dモデルの位置

近くには沢山の岩塩ドーム地形が観察できます。


岩塩ドーム群

岩塩ドームの成因はWikipediaでは次のように説明されています。

「●岩塩層の形成

クラトンやプレートの大規模な地殻の移動や、長期にわたる堆積によって、岩塩が地層内に取り込まれて岩塩層となることがある。一般の岩石は、地下深くで圧力による続成作用や熱による変成を受け、成分変化を起こしたり相転移を起こして密度や結晶構造が変化したりするが、塩の結晶構造は非常に安定しており変成をほとんど受けない。

●岩塩ドームの形成

その結果、地下深くへ運ばれた岩塩層は周囲に比べて密度が相対的に低くなる。このため岩塩層は地層中で浮力を生じ、上部の地層に対して鉛直方向へ岩塩層が貫入して丘状、ドーム状の地質構造を生じる。浮力による上昇で形成された貫入地質構造を「ダイアピル」というが、これが岩塩により生じた構造が「岩塩ドーム」と呼ばれる。

地形としては、ドーム状に大きく膨らんだ地形のほか、円柱状のダイアピル、シート(板)など多様な構造が知られている。幅が1 - 10キロメートル、深さが10キロメートルにもなった地形も見つかっている。地表に現れた岩塩ドームは塩が帯状に流れて「塩氷河」と呼ばれることがある。」Wikipediaから引用


2025年6月3日火曜日

イランの地形

 Topography of Iran


I learned about the topography of Iran by reading the article "Topography of Iran" in the April issue of the magazine Geography. I was interested in the published topographical map of the Tehran area, so I created a 3D model of the topography (vertical ratio x 3) using the DEM-Net Elevation API and enjoyed checking the model.


雑誌地理4月号記事「イランの地形」を読んで、イランの地形について学習しました。掲載されたテヘラン付近地形学図に興味を持ち、DEM-Net Elevation APIで地形3Dモデル(垂直比率×3)をつくり、確認学習を楽しみました。

1 テヘラン付近地形3Dモデル Tehran Terrain 3D Model

テヘラン付近地形3Dモデル Tehran Terrain 3D Model

Vertical ratio: ×3


参考 テヘラン付近の地形 今村作成 (雑誌「地理」2025.04から引用)

Attributions

Generator: DEM Net Elevation API - https://elevationapi.com

Mesh reduction: geometry3Sharp (GradientSpace, Ryan Schmidt) BSL 1.0 License - https://github.com/gradientspace/geometry3Sharp/blob/master/LICENSE

Digital Elevation Model: GEBCO Compilation Group (2019) GEBCO 2019 Grid (doi:10.5285/836f016a-33be-6ddc-e053-6c86abc0788e) - https://www.gebco.net/data_and_products/gridded_bathymetry_data/gebco_2019/gebco_2019_info.html

Imagery: Esri World Imagery - https://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/World_Imagery/MapServer


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ

雑誌地理4月号記事、今村遼平・高安克己著「イランの地形」を読んで、イランの地形について学習しました。掲載されたテヘラン付近地形学図に興味を持ったのですが、Google earth画面で見ただけでは実感的に理解できません。そこで、DEM-Net Elevation APIで地形3Dモデル(垂直比率×3)をつくり、確認したところ、地形の様子をよく理解でき、学習を楽しむことができました。

DEM-Net Elevation APIに感謝します。


2025年6月2日月曜日

イランルート砂漠の砂海 SAND SEA IN LUT DESERT

 Sand Sea in the Iranian Rut Desert SAND SEA IN LUT DESERT


I created a 3D model of the "Sand Sea in the Iranian Rut Desert SAND SEA IN LUT DESERT" terrain using the DEM Net Elevation API to enjoy the sand sea terrain. The vertical ratio is x1.0. It is a group of sand dunes with a relative height of over 300m.


DEM Net Elevation APIで「イランルート砂漠の砂海 SAND SEA IN LUT DESERT」地形3Dモデルを作成して砂海地形を楽しみました。垂直比率は×1.0です。比高300m以上ある砂丘群です。

1 イランルート砂漠の砂海 SAND SEA IN LUT DESERT

イランルート砂漠の砂海 SAND SEA IN LUT DESERT

Vertical magnification: ×1

Attributions

Generator: DEM Net Elevation API - https://elevationapi.com

Mesh reduction: geometry3Sharp (GradientSpace, Ryan Schmidt) BSL 1.0 License - https://github.com/gradientspace/geometry3Sharp/blob/master/LICENSE

Digital Elevation Model: AW3D30 OpenTopography - https://opentopography.org/

Imagery: Esri World Imagery - https://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/World_Imagery/MapServer

DEM Net Elevation APIからアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ


3Dモデルの位置

比高300m以上ある砂丘群です。垂直比率は×1.0ですが、それでも砂丘起伏を充分に堪能できます。

素晴らしいサービスを提供しているDEM-Net Elevation APIに感謝します。


2025年6月1日日曜日

イランの歴史

 History of Iran


I read the April issue of Geography magazine's article "History of Iran" and learned about the history of the various dynasties that rose and fell in Iran. During this study, I remembered learning about wooden tablets that revealed that there were Persians among the officials of Heijo Palace.


雑誌地理4月号記事「イランの歴史」を読んで、イランの土地で興亡した諸王朝の歴史を学習しました。この学習の中で、平城宮役人にペルシャ人がいたことが判明した木簡について、過去に学習したことを思い出しました。

1 雑誌地理4月号記事 高安克己著「イランの歴史」

この論説では、イランの歴史は7世紀中頃にイスラム化する以前とそれ以後で大きく分けられるとして、それぞれについて諸王朝の興亡を詳しい年表と版図地図で説明しています。年表はとてもわかりやすく、日本との関係においてとても参考になります。アケメネス朝ペルシャやアレキサンダー大王の東方遠征が縄文時代であったことに気が付き、なぜか感慨が深まります。


ペルシャからイランに至る歴史

この論説を読んでいる中で、以前平城宮にペルシャ人がいたことが判明した木簡発見について学習したことを思い出しましたので、次のその内容をメモします。

2 平城宮にいたペルシャ人

(この項は主にWikipedia「破斯清道」によります。)(雑誌論説とは関係ありません)

奈良文化財研究所の赤外線調査により、平城宮跡で出土した「天平神護元年」(765年)と書かれた木簡にペルシャ人と見られる「破斯清道」(はしのきよみち)の名前が発見されました。


破斯清道の文字が発見された木簡 木簡庫(奈良文化財研究所)から引用

「破斯」という文字は、ペルシャを意味する「波斯」と同音であり、同様の意味を持つと判断されました。ペルシャ人を示す文字が出土品で確認されたのは、日本国内では初めてです。

破斯清道は員外大属(いんがいだいさかん)という職で、「大属」は大学寮の四等事務官にあたる下級官吏であり、「員外」とは定員外で任じられた特別職であり、渡辺晃宏(奈良文化財研究所)によって外国人の学問と知識を生かすための特別枠で任命された可能性が指摘されています。

「続日本紀」には天平8年(736年)8月、帰国した遣唐副使中臣名代が、「唐人三人、波斯人一人」と共に聖武天皇に拝謁したという記述があり、同年11月、名代ら遣唐使への叙位が行われた際に、ペルシャ人の李密翳にもそれぞれ位を授けられたと記載されています。

李密翳が聖武天皇に謁見した時からこの木簡に記された年までの隔たりは30年ほどであり、渡辺晃宏は、「破斯清通は李密翳本人か、家族や従者だった可能性がある」と述べています。

参考 2016.10.06記事「平城京役人にペルシャ人の新聞記事



研究のまとめ

 Research summary


The results of the research on database construction and utilization for the shell layer on the northern slope of the Ariyoshi Kita shell mound (interim report) have been summarized. The construction of a database for 3D spatial analysis is believed to be the first in shell mound research in Japan.


有吉北貝塚北斜面貝層に関するデータベース構築活用研究(中間報告)の結果をまとめました。3D空間分析用データベース構築は本邦貝塚研究で初出であると考えられます。

1 遺物投棄原理検討材料を集めた

本研究では、北斜面貝層において異なる遺物種の投棄(埋納)原理の違いを浮彫にする材料をある程度集めることができました。データベースを活用することにより、今後さらに多くの材料を集める予定です。土器、骨・歯のみならず、土錘、円盤、貝刃、磨貝、打製石斧、磨製石斧・・・など遺物種毎に投棄特性データを収集し、比較するつもりです。

2 データベース構築により出土遺物を100%利用できるようになる


北斜面貝層出土遺物の発掘調査報告書掲載件数、掲載率

データベース構築は北斜面貝層出土全遺物を対象としており、今後データベースを活用すれば調査研究において出土遺物100%の情報を利用できます。現状(発掘調査報告書限定の調査研究)での遺物に関する最大利用率は5.1%にとどまります。データベースを活用することにより今までより20倍の遺物情報を利用できることになり、調査研究のレベルアップに資することが期待できます。また、データベースを利用することにより、遺物と貝層との関係がはじめて明らかになり、画期的です。

3 3D空間分析用データベースは本邦貝塚研究で初出である

データベース構築作業に関連した資料収集では、3D空間の中で貝層分布、遺物分布を精細に把握し、その関係を分析した事例を本邦貝塚研究で見つけることが出来ませんでした。本研究が初出であると考えられます。研究類例がないため、3D空間分析用データベース構築は試行錯誤の中で進めたが、今回プロトタイプとしての姿を表すことができました。

活用事例の中での貝層大区分(斜面性貝層と流動性貝層)及び貝層別遺物件数、密度(件/㎥)、密集度などの指標は過去の研究で扱われたことがなく、これも本研究が初出です。

4 活用事例分析の成果は大きなものであった

活用事例分析はデータベース試用を主目的とした試行的作業であるため、その結果に考古学的結論を直接期待するものではないが、予察的検討しての成果は予想外に大きなものでした。

特に、土器現物破片の遺物番号を知れば、データベースに土器型式情報(即ち時期情報)を取り込むことができ、貝層と遺物関係に時期情報をリンクできることが確認できました。その意義は大きなものです。

5 データベースの完成をめざす

一方、「斜面における貝殻・遺物の移動実体」など分析に必要な基礎的事項のデータ不足も判明しました。今後データ不足を補う活動について検討します。

データベース構築及び利用に関して次の課題が残っているので引き続き取組み、完成を目指すこととします。

● 3D 空間分析用データベース構築及び利用に関する課題

・遺物分布図からXY 座標を読みとる残作業などの完遂。

・土器現物から破片別遺物番号を読み取り、その情報を遺物データベースに加える。

・セクション図記載情報(分層情報)を再吟味し、その活用法について検討を深める。

・3D空間における各種分析技法の開発

3D空間分析用データベースの構築は第二の発掘です。

6 謝辞

最後になりましたが、北斜面貝層発掘原票の閲覧利用を許可していただいた千葉県教育委員会に感謝申し上げます。


参考引用資料

・「千葉東南部ニュータウン19 - 千葉市有吉北貝塚1(旧石器・縄文時代)- 第1分冊(本文)」(平成10年3月、住宅・都市整備公団・財団法人千葉県文化財センター)

・同第2分冊(分析・付図・付表)

・同第3分冊(写真図版)


研究経済:この研究は組織・団体からの資金提供を受けていません。


技術的工夫

 Technical ingenuity


We have summarized the technical ingenuity used in our research on utilizing databases for 3D spatial analysis. Python played a major role in our research activities. ChatGPT was used to generate Python scripts.


3D空間分析用データベース活用研究における技術的工夫をまとめました。研究活動ではPython活用が大きな役割を果たしました。Pythonスクリプト生成にはChatGPTを利用しました。

1 技術的工夫

技術的工夫

本研究で開発利用した主な技術的工夫を表に列挙しました。

遺物データベース構築ではPythonスクリプトを多用しました。3D表現、3D分析ではBlenderPythonスクリプトを多用しました。

Pythonスクリプト生成、BlenderPythonスクリプト生成はChatGPT支援を活用しました。

2 利用したパソコンソフト等


利用したパソコンソフト・プログラミング言語・人工知能

本研究で利用したソフト、プログラミング言語、人工知能を整理して表に示しました。

3 感想

生成AI普及(ChatGPT登場)がなければ、本研究(中間報告)はあと数年かかっていたかもしれません。

有吉北貝塚北斜面貝層のデータベースを活用した検討事例のまとめ

 Summary of case studies using the database of shell layers on the northern slope of the Ariyoshi Kita shell mound


By utilizing the database, we were able to obtain a lot of important information, such as compiling the history of shell layer development. Much of this information would have been impossible to know without the database, and we confirmed the usefulness of the database.


データベースを活用することにより、貝層発達史を編むことができるなど多くの重要情報を得ました。これらの情報はデータベースが無ければ知ることが不可能であるものが多く、データベースの有用性を確認しました。

1 貝層発達順番の把握


貝層発達の順番と遺物量

貝層と土器型式の関係を検討し、おおよその対応関係を観察しました。

この検討で、検討空間の貝層発達の順番と遺物量の関係を表のように捉えることができました。貝層発達の順番(貝層発達史)把握は今回検討における大きな成果です。発掘調査報告書では未踏だった領域です。

この観察の中で、北斜面貝層上流部の際立った土器密集が褐色貝層R3層の時期に対応することに気が付きました。

2 前代貝層痕跡の確認

斜面性貝層形成時点ではすでに存在していなかった前代貝層の痕跡(貝層ブロック、土器)が発掘調査で観察記録されています。(千葉県立中央博物館展示剥ぎ取り断面でその現物を見ることができます。)

北斜面貝層における前代貝層痕跡確認も今回検討の成果です。

3 土器集中域と骨・歯集中域が異なることの発見

3D空間において、斜面性貝層における土器の密集分布域が貝層下段にあることを観察しました。骨・歯の密集分布域が斜面性貝層の上~中段のあることも観察しました。このことから、土器と骨・歯の分布特性(投棄原理)が異なる可能性を知りました。

この発見は遺物投棄原理を検討していくうえで、大きな収穫となります。

4 イノシシ顎骨に関連する特異事例発見

イノシシ顎骨、刺突具(鹿骨)、釣針(海獣骨)、石鏃が接近出土する特異な事例を発見しました。この事例の空間は骨・歯密集域分布の空白部に該当するとともに、事例空間を取り囲んで骨・歯密集域が広がります。このことから、この事例空間は何らかの意味がある可能性があります。今後類例が増えた段階で検討を深めることにします。

5 データベースの有用性確認

以上の貝層と遺物の関係観察・理解は3D空間分析用データベース構築・活用が無ければほぼ不可能です。

3D空間分析用データベースの有用性は、当初の想定をはるかに越えて、より大きなものであることを確認しました。


2025年5月ブログ活動のふりかえり

 A look back at blog activities in May 2025


I looked back on the activities of the blog "Walking the Hanami River Basin" in May 2025.

In the first half of May, I focused on Blender analysis techniques and creating add-ons, and in the second half of May, I worked on a detailed report on the Ariyoshikita Shell Mound study and the creation of a 3D model of Late Jomon pottery.


ブログ「花見川流域を歩く」の2025年5月活動をふりかえりました。

5月前半はBlender分析技術やアドオンづくりに集中し、5月後半は有吉北貝塚検討の詳細報告記事と縄文晩期土器3Dモデル作成にはげみました。

1 ブログ「花見川流域を歩く」

・2025年5月の記事数は37で過去最高レベルです。

・5月連休をつかった独自活動としてBlender操作技術向上に取組んだため、5月前半はBlender関連記事が多くなり、アドオンづくりにまで進みました。

・5月後半は有吉北貝塚北斜面貝層検討の詳細報告記事、千葉市埋蔵文化財調査センターで観覧した縄文晩期土器等の3Dモデル作成に取組みました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」

・早朝散歩記事を1編書きました。

3 2025年5月活動の特徴

5月17日に西野雅人さんとの共同研究の発表を千葉縄文研究会で行いました。発表内容は好評でした。この日を境に、発表準備など普段は体験しない慣れない「重圧」がなくなったので、反動で記事数が急増しました。自分の心理状況はとても単純であることに気が付きました。

50年以上前の最初の会社で一緒だった中家さんから謹呈していただいたイラン関係特集雑誌の感想記事シリーズに取組み始めました。約束から2ヵ月遅れです。

4 2025年6月活動の展望

共同研究の後半取組みを6月からスタートすることにします。懸案事項である遺物分布図からの座標読取残作業に取り掛かります。頭脳を使わない単純パソコン作業であり、理屈なしに取組みを継続させます。午前中は単純作業、午後はブログ記事作成で午前中のきつい労働のうっぷん晴らしをする生活パターンになります。

参考

ブログ「花見川流域を歩く」2025年5月記事

ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2025年5月記事


2025年5月 Sketchfabに投稿した3Dモデル


2025年5月 YouTubeに投稿した動画


2025年5月 ブログ「花見川流域を歩く」投稿記事に掲載した画像


2025年5月31日土曜日

大洞B-C式土器(千葉市加曽利貝塚)観察記録3Dモデル

 3D model of observation record of Obora B-C type pottery (Kasori shell mound, Chiba city)


I created a 3D model of the observation record of Obora B-C type pottery from the late Jomon period excavated from the Kasori shell mound in Chiba city. Obora type pottery is a different type of pottery from the Kasori shell mound.


千葉市加曽利貝塚から出土した縄文晩期の大洞B-C式土器の観察記録3Dモデルを作成しました。大洞式土器は加曽利貝塚にとっては異系統土器です。

1 大洞B-C式土器(千葉市加曽利貝塚)観察記録3Dモデル

大洞B-C式土器(千葉市加曽利貝塚)観察記録3Dモデル

第14次調査85号住居跡(安行3b式期)出土

撮影場所:千葉市埋蔵文化財調査センター

撮影月日:2025年5月17日


展示の様子

3DF Zephyr v8.011 で生成 processing 75 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開(Non-Photorealistic Rendering)

3 メモ


202実測図

「連続した刻文の間が浮彫風になる202は大洞B-C式に対比できると考える。」(「特別史跡加曽利貝塚 第14次調査報告書」から引用)

晩期土器(千葉市加曽利貝塚)観察記録3Dモデル

 3D model of observation records of late pottery (Kasori Shell Mound, Chiba City)


I created a 3D model of the observation records of late pottery excavated from the remains of dwelling No. 85 at Kasori Shell Mound, Chiba City.


千葉市加曽利貝塚85号住居跡から出土した晩期土器の観察記録3Dモデルをつくりました。

1 晩期土器(千葉市加曽利貝塚)観察記録3Dモデル

晩期土器(千葉市加曽利貝塚)観察記録3Dモデル

85号住居跡(安行3b式期)出土

撮影場所:千葉市埋蔵文化財調査センター

撮影月日:2025年5月17日


展示の様子

3DF Zephyr v8.011 で生成 processing 91 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 メモ

この土器の型式や説明を聞き逃したので、詳しい情報を得次第この記事に追記します。第2次調査での出土物が参考で展示されたのではないかと推察します。胴部に孔が開いていて、発酵用の用途なのでしょうか。