参加しているメーリングリストでGoogle Earth Engine Workshopの案内があり、場所が近くの千葉大学でしたので参加してきました。
この手のワークショップの参加は5年前のデジタル写真測量講習会以来です。(2012.12.30記事「地物の3次元モデル化ソフト image master ビギナーズ」参照)
Google Earth Engine Workshopの案内
Google Earth Engineのチラシ
講師のGoogle社技術職員松岡朝美さんからGoogle Earth Engineの意義・使命について熱く詳しい説明を聞くとともに、次の項目について自分のパソコンをいじりながら実践的操作技術講習を受けました。
ワークショップの項目
●Google Earth Engineの使用方法
●Google Earth Engine入門編
●Landsat衛星データ解析方法
●教師付き分類
●Open Data Kit(ODK)導入編
●ODKとは何か?
●ODK導入方法
ワークショップの様子
Google Earth Engineの一部についてはすでにブログ活動で活用していますので、自分にとっては大変収穫の大きかったワークショップとなりました。
ワークショップでは申し込み者に事前にGoogle Earth EngineサイトにサインアップしておくこととCODE EDITORを使うので、その事前申請をしておくように、その具体的操作もふくめて案内がありました。
その事前準備をしただけでもGoogle Earth Engineが自分にとってかなり身近なものになりました。
ワークショップではGoogle Earth Engineサイトに入りTIMELAPSE DATASETS PLATFORMなど項目をいじり、PLATFORMの中のEXPLORERとCODE EDITORの操作がメインとなりました。
この実技講習の中で、Landsat衛星データを過去から最近のものまで全世界について自由にダウンロードできること、その高度な解析が特段のソフトを用意しなくてもできることを知りました。
またその作業が極めて効率的に出来ることを知り、そこまでは期待していなかったので、驚き、うれしくなりました。
ワークショップでは地球規模での自然環境保全などにGoogle Earth Engineが活用されている事例が数多く紹介されましたが、そういった限られた分野だけではなく、自分が興味を持つ考古歴史や風景・地形などにも大いに活用できる可能性を感じ取ることができました。
Google Earth Engineは社会の多様な問題・興味に活用できる地理空間分析・情報共有ツールです。
膨大な情報と背景に控える高度ソフト群をすべて無料・自由に使えることに一種の感動を覚えます。
なお、Google Earth Engineを活用した汎世界的プロジェクトが200程度あり、それぞれがサイトを持っていて、そのサイトで有用な情報を得るができることを知ったことも、自分にとっては成果の一つでした。
また、データ入手・高度分析だけでなく、情報共有ツールとしての価値がとてつもなく大きなものであることも再認識させられました。
Google Earth EngineのCODE EDITOR画面
Google Earth Engine
Google Earth Outreach(チュートリアルなど)
※Google Earth Engineを利用するブラウザはChromeに限定されているようです。他のブラウザはいろいろな場面で障害が発生します。
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