3D model observation of Shomyoji I Type deep bowl (No.18) (Kamiyatsu No.2 site,Chiba City)
Kasori Shellmound Museum Reiwa 3rd year special exhibition "That is also E Kasori E type pottery Chiba City 2 -Kasori E IV type pottery and its descendants-" Syomyozi Ⅰ type deep bowl (No .18) (Kamiyatsu No.2 site,Chiba City) was observed with a 3D model. A J-shaped pattern is arranged for each protrusion.
加曽利貝塚博物館令和3年度企画展「あれもE これもE 加曽利E式土器 千葉市編2 -加曽利EⅣ式土器とその末裔たち-」に展示された称名寺Ⅰ式深鉢(No.18)(千葉市上谷津第2遺跡)を3Dモデルで観察しました。
1 称名寺Ⅰ式深鉢(No.18)(千葉市上谷津第2遺跡) 観察記録3Dモデル Syomozi Ⅰ type deep bowl
称名寺Ⅰ式深鉢(No.18)(千葉市上谷津第2遺跡) 観察記録3Dモデル撮影場所:加曽利貝塚博物館令和3年度企画展「あれもE これもE 加曽利E式土器 千葉市編2 -加曽利EⅣ式土器とその末裔たち-」
撮影月日:2022.02.22
展示の様子
ガラスショーケース越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 138 images
Syomozi Ⅰ type deep bowl (No.18) (Kamiyatsu No.2 site,Chiba City) Observation record 3D model
Location: Kasori Shellmound Museum Reiwa 3rd year exhibition "That is also E Kasori E type pottery Chiba city edition 2 -Kasori E IV type pottery and its descendants-"
Shooting date: 2022.02.22
Shooting through a glass showcase
Generated with 3D model photogrammetry software 3DF Zephyr v6.010 processing 138 image
3Dモデルの動画
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkによる展開
1と2は3DモデルをGigaMesh Software Frameworkで展開した画像です。3は1と2の画像を合成した画像で1の画像を観察するための補助資料です。4は1の画像を干渉色変換ツール(やまだこーじさん開発公開)で干渉色に変換した画像です。画像を干渉色に変換するとより観察しやすい画像になることを実験的に確かめました。
干渉色変換ツールの様子
3 メモ
3-1 展示説明
展示説明画像
千葉市出土最大石棒(令和3年度「千葉市出土考古資料優品展」で展示、2022.01.17記事「石棒(Stone rod)の3Dモデル観察」参照)のそばからこの土器が出土しています。土器が小柄であることから、祭祀専用の土器であったのではないだろうかと想像します。
3-2 文様
縄文施文域の分布
J字文の分布
波状突起に対応して縄文施文J字文が配置されていることが確認できます。しかし、頸部より下の縄文施文文様の規則性は背面が観察できないので確認できませんでした。反転J字文が1箇所あるようです。「J字文」という見方は縄文人の文様作り心性と全く無関係の現代人特有の文様切り取り方であるようです。
縄文施文域分布がとても判りずらい土器です。合成画像(GigaMesh Software Framework展開画像の3と4)がその判別に役立ちました。おそらく全面を縄文施文の後、部分的に縄文を磨り消して「地」としての縄文施文域を文様として浮かび上がらしているのだと思いますが、磨り消しが不十分で縄文文様がかすかに残存しています。そのため磨り消し域分布の把握が困難なところがあります。
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