The flat bench of a Jomon dugout canoe
I observed three flat benches at the rear of the Jomon dugout canoe (replica) exhibited at the Kasori Shell Mound Museum. It can be assumed that a board was put on it and it was used as a boatman's seat. This bench is a powerful material for the sandal-like clay product = dugout canoe miniature hypothesis.
加曽利貝塚博物館に展示されている匝瑳市米倉大境出土丸木舟(複製)の後部刳り残し横張の上に3つの平らな小段を観察しました。そこに板を乗せて船頭の座席としたことが想定できます。
この小段の存在はサンダル状土製品(千葉市内野第1遺跡)を丸木舟ミニチュアと解釈する仮説の有力補強材料となりますので、メモしておきます。
1 縄文丸木舟の刳り残し横梁上の平らな小段 観察記録3Dモデル
縄文丸木舟の刳り残し横梁上の平らな小段 観察記録3Dモデル3つの平らな小段
匝瑳市米倉大境出土縄文晩期丸木舟(複製)刳り残し横梁上の平らな小段のある場所
撮影場所:加曽利貝塚博物館
撮影月日:2022.09.11
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.509 processing 5 images
Observation record 3D model of the flat bench on the beam of the Jomon dugout canoe
Location: Kasori Shell Mound Museum
Shooting date: 2022.09.11
3D model Generated with photogrammetry software 3DF Zephyr v6.509 processing 5 images
3Dモデルの動画
2 メモ
平らな小段が3つあるのは、乗せる荷物や人員の量によって船頭の座席位置を変化させるために意図して設置した可能性と、長年使っているうちに小段が磨耗などで使えなくなり、近くに作り直した可能性の2点が理由として考えられます。
丸木舟後部の刳り残し横梁上に板を乗せていたことがほぼ確実な例を観察できましたので、サンダル状土製品が丸木舟ミニチュアである蓋然性が飛躍的に高まったと考えます。
新解釈 サンダル状土製品を丸木舟ミニチュアと考える
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