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2021年1月25日月曜日

中峠6次1住型深鉢(松戸市紙敷遺跡) 観察記録3Dモデル

 縄文土器学習 532

有吉北貝塚学習に関連して中峠式土器を学習してます。この記事では中峠6次1住型深鉢(松戸市紙敷遺跡)を3Dモデルで観察します。

1 中峠6次1住型深鉢(松戸市紙敷遺跡) 観察記録3Dモデル

中峠6次1住型深鉢(松戸市紙敷遺跡) 観察記録3Dモデル

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」 

撮影月日:2021.01.06 

ガラス面越し撮影 

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.016 processing 57 images


展示の様子


展示の様子


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開 テクスチャ


GigaMesh Software Frameworkによる展開 ソリッド


GigaMesh Software Frameworkによる展開 分析用加工

3 観察メモ

頸部に隆線による唐草文が土器を周回するように配置されています。隆線は沈線で縦断的に2分されています。隆線唐草文の施文後に残り器面に垂直方向に太い沈線が丁寧に密生させて1本1本刻まれています。

これまで唐草文はつる植物を密生垂直方向沈線は雲(雨)を表現していると空想してきています。口縁部を周回する連続コの字状文は水の流れ(河川)表現が記号化したものと空想してきています。


文様の様子


2021年1月9日土曜日

中峠6次1住型深鉢(松戸市中峠遺跡) 観察記録3Dモデル

縄文土器学習 518

加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」に展示されている中期土器のうち中峠6次1住型深鉢(松戸市中峠遺跡)を3Dモデルで観察します。

1 中峠6次1住型深鉢(松戸市中峠遺跡) 観察記録3Dモデル

中峠6次1住型深鉢(松戸市中峠遺跡) 観察記録3Dモデル

展示説明:広い口頸部文様帯に「連続コの字状文」、隆線による横S字状文と集合沈線、特徴的な把手、体部は縄文のみ施文

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」 

撮影月日:2021.01.06 

ガラス面越し撮影 

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.016 processing 60 images


展示の様子


展示の様子


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開写真


GigaMesh Software Frameworkによる展開写真


GigaMesh Software Frameworkによる展開 ソリッドモデル


GigaMesh Software Frameworkによる展開 加工

3 観察メモ

展示説明では「隆線による横S字状文と集合沈線、特徴的な把手」と表現していて隆線横S字状文と把手(双眼)を区分して捉えています。しかし、詳しく観察すると横S字状文と把手(双眼)は完全に一体化していて、それを分割して認識するのは縄文人作者に対して「身勝手」な観察であるような気がします。次の横S字縄文と把手は完全に融合していて、双眼ではなく、3眼になっています。


二つのモジュールが融合して新モジュールができた様子 その2

次の例は完全なる3眼にはなっていませんが、横S字縄文が双眼と融合するために盛り上がっています。


二つのモジュールが融合して新モジュールができた様子 その1

新モジュールが表現するモノは何であるか、その空想を楽しむと「泡と水流」になりました。この空想について次の記事で追加検討します。