Pottery Types from the Valley Head of Section 1
I have extracted pottery with a determined type from the valley head of Section 1. Within the ±0.5m box, there is only one piece, which is a Kasori EII type, mid-to-late stage pottery. The excavation site is directly below a gully erosion cliff. This indicates that gully erosion in this section was active during the Kasori EII type, mid-to-late stage. This is very valuable information for considering the development history of shell beds.
第1断面谷頭部における型式判明土器を抽出しました。±0.5mボックス内では1件だけで、加曽利EⅡ式中~新段階土器です。出土位置はガリー侵食崖直下です。この状況からこの断面のガリー侵食は加曽利EⅡ式中~新段階期にアクティブであったことが判ります。貝層発達史を考える上でとても貴重な情報です。
1 第1断面谷頭部 ±0.5m幅ボックス内土器片の投影図
第1断面谷頭部 ±0.5m幅ボックス内土器片の投影図
±0.5mボックス内では1件だけで、加曽利EⅡ式中~新段階土器です。出土位置はガリー侵食崖直下です。
ボックス幅を±1mにひろげると崖頂部近くに阿玉台式土器1件が出現します。
参考 第1断面谷頭部 発掘調査報告書貝層区分
2 考察
2-1 加曽利EⅡ式中~新段階期前後の状況
加曽利EⅡ式中~新段階土器がガリー侵食急崖直下から出土しているので、この急崖がアクティブであった状況下で、急崖上の台地縁から貝殻や土器片投棄があったと考えられます。この情報からこの付近は加曽利EⅡ式中~新段階期にもガリー侵食が進行していたことを確認できます。同時に加曽利EⅡ式中~新段階期から加曽利EⅡ式新段階期までに崖がほぼ完全に埋め立てられたことも確認できます。土器北斜面貝層の貝層発達史を考える上でとても貴重な情報です。
2-2 阿玉台式土器出土の意義
断面から±1mまでボックスの幅を広げると急崖の上の方に阿玉台式土器が出土します。この情報から次の状況を推察します。
阿玉台土器が加曽利EⅡ式中~新段階期に台地縁から投棄された可能性もゼロではないと考えます。しかし、各土器型式はその型式が使われていた時期に投棄されたと想定して検討し、つぎのように考えます。
阿玉台式期にこの当たりは既にガリー侵食が進み急崖ができていた。阿玉台期には阿玉台式土器が投棄され、その一部は崖の途中に引っかかるようにして堆積した。ガリー侵食はその後も続き、加曽利EⅡ式中~新段階期の崖は阿玉台式期の崖から50㎝ほど離れた場所に発達していた。加曽利EⅡ式中~新段階期以降急崖は急激に投棄貝殻で埋め立てられた。
2-3 第30断面との比較
参考 第30断面(剥取断面)±0.5m幅ボックス内土器片の投影図
ガリー侵食谷の下流に位置する第30断面では斜面貝層の年代は中峠式期に遡ります。従って、第30断面では遅くとも中峠式期にはガリー侵食活動は終了しています。それと較べると第1断面谷頭部は大変新しい時期(加曽利EⅡ式中~新段階期)までガリー侵食活動が継続していたことになります。ガリー侵食活動のアクティブな状況が下流から上流に向かって移動してい様子を推察することができます。
















































