2026年10月19日月曜日

動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文の配向について

 On the Orientation of the Snake Motif on Earthenware with Animal-Design Motifs (Yurugimatsu Site, Funabashi City)


The snake motif on this piece of earthenware (from the Yurugimatsu site in Funabashi City) is oriented downward—a distinct, minority configuration, given that most abstract snake motifs are oriented either to the left or to the right. It is intriguing to consider what might lie behind this unique feature.


動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文の配向が下方であり、多くの抽象ヘビ文の配向が左か右であることと異なる少数派です。この特殊性の背景に何があるのか興味が湧きます。

1 抽象ヘビ文の配向


口の方向が左の例

口の方向が左の例が数として一番多い。


口の方向が右の例

口の方向が右の例は数として少数です。口の方向だけを考えると、口の方向が左の例の左右反転になります。


口の方向が下の例(動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡))

抽象絵画文有孔鍔付土器(箕輪町上の林遺跡)の例も口の方向が下の例になります。


口の方向が下の例(抽象絵画文有孔鍔付土器(箕輪町上の林遺跡))

口の方向が下の抽象ヘビ文は自分はこれ以外に見たことがありません。おそらく口の方向下の例は左、右の例より極少数だと考えられます。

口の方向が下の例は口の方向が左の例を反時計回りに90°回転した形状になります。

2 メモ

動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文の配向が下方であり、多くの抽象ヘビ文の配向が左か右であることと異なる少数派です。この特殊性の背景に何があるのか興味が湧きます。船橋市が抽象文土器分布の辺境地であることが関係しているのではないだろうかと想像しています。


抽象文土器の分布と船橋市ユルギ松遺跡の位置

今福利恵 2020 「勝坂式土器における抽象文」から引用加筆




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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

スマホでGoogleアプリのkeepメモを重宝して使っています。とくに散歩中思考のメモに威力を発揮しています。過去は散歩中思考を忘れないで意識して記憶して自宅に持ち帰り、直ぐにパソコンにメモする習慣を作りました。散歩中に鉛筆とメモ帳で実際にメモする活動が定着する前に、散歩中思考の要点を記憶できる能力が開発されました。

最近keepメモに音声入力すると、手間がほとんどかからないで、メモることができ、記憶→自宅メモよりはるかに効率的であることを発見し、突如としてkeepメモの強烈利用者になりました。音声入力では漢字変換間違いなどの修正は一切おこないません。あとで自分にだけ意味がわかればよいのです。そして、反応がとてもよいです。アプリがもたもたしません。パソコンの付箋ソフトはとてももたもたします。それがありません。メモは全てリスト型式で行い、後に利用した項目はチェックして表示から消します。そして更なる利点として、同じkeepメモをパソコンでも編集利用できます。この【グッド&ニュー】のネタも常時keepメモで蓄積していて、いくら記事が増えても新鮮なネタを利用できるようにしています。


Google Chromeの画像生成機能

 Image Generation in Google Chrome


In the search interface that appears when you click the Google Chrome icon, there is an "Create an image" icon. By clicking it and entering a prompt—such as "create an image of [something]"—you can generate an image. You can also adjust the generated image and download it. The same feature can be accessed via "AI mode" in the search bar. It struck me that Google Chrome’s core functionality is shifting from a search-based tool to an AI-powered generation tool.


Google Chromeのアイコンをクリックて表示される検索画面に「画像を作成する」アイコンがあり、クリックして「○○をつくって」と記入するとその画像が生成される。画像の調整もでき、ダウンロードできる。検索窓の「AIモード」からでも同じことができる。Google Chromeのメイン機能が検索機能からAI生成機能に大変身しつつあることを実感した。

1 Google Chrome画面

Google Chrome画面(パソコン縦長画面)

2 Google Chrome「画像を作成する」で「縄文土器をつくって」の結果


Google Chrome「画像を作成する」で「縄文土器をつくって」の結果

3 Google Chrome「画像を作成する」で「赤い炎を背景なしで作って」の結果


Google Chrome「画像を作成する」で「赤い炎を背景なしで作って」の結果

4 感想

例えば、縄文時代竪穴住居の炉について検討した時、炉の模式図を作成することになり、その模式図に赤い炎を使いたくなりました。その時はGoogle Chromeで「炎」で検索して、無料サイトから使えそうな画像をダウンロードして使っていました。しかし、今回のGoogle ChromeAI機能で、検索ではなく、直接AI生成して、調整して、使えることを知りました。検索して見知らぬサイトから画像をダウンロードするより、はるかに効率的です。

Google Chromeの検索とは自分がほしい情報を得るためにこれまで重宝してきたのですが、画像に関して出典とか著作権とかを気にしないでAI生成できるようになったので、これまで以上に価値ある知的ツールになったと感じました。



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【グッド&ニュー】(散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)
ブログにVisitorsというガジェットを付けていて、国別実需(訪問者/日)をカウントしている。最近123番目の国としグリーンランドが加わった。グリーンランドは国際情勢の中で話題になっているとともに、人口は少ない。いつか氷河を目当てに旅行したい国でもある。この自分のとって良いイメージの国であるグリーンランドからわざわざ「花見川流域を歩く」に訪問者があったということは、何かのクリックミスに起因する偶然であるにしろ、うれしい出来事である。

2026年10月18日日曜日

動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文解釈について

 On the Interpretation of the Snake Motif on Earthenware from the Yurugimatsu Site (Funabashi City)


In 2022, I analyzed the patterns on a piece of earthenware from the Yurugimatsu site (Funabashi City) and proposed that it depicts two snakes—a parent and its offspring. I have since re-examined this interpretation to see if it holds up, but I have been unable to come up with any other plausible explanation.


動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文について2022年に文様解釈して、親ヘビと子ヘビの2匹が描かれていると想像しました。本当にそれでよいか再検討し、結局、それ以外の考えは思い浮かびませんでした。

1 2022年7月の文様解釈


2022年7月の文様解釈

子ヘビが親ヘビと重なって描かれていると考えましたが、このような文様事例は例えば今福利恵(2020)「勝坂式土器における抽象文」に掲載されている250点近くの実測図にはありません。また、開口部をもつ体内空間を出産口としまいたが、このような検討事例もありません。

類似解釈例はないけれども、次のような今福利恵記述と末木健論文によりヘビ2匹の想像に至りました。

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今福利恵(2020):「勝坂式土器における抽象文」の3ページ左下の記述。

「末木健はこれまでの抽象文土器の研究をまとめて、その土器の特徴と成立変遷を改めて示した。その検討の中で抽象文は、文様のあり方からサンショウウオを否定し、形態的な特徴からマムシであって胴部につく触手状隆線は卵胎生であるマムシの出産を表現したものと解釈している。その当否はともかくとして、抽象文はヘビが大小2匹表現されているとしたところはこれまでにない考えである。」

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2 文様再検討


ヘビ文


ヘビ文の問題箇所

ヘビ文A~Dについて3Dモデルを詳細に観察しました。


A,B Final Render


A,B Matcap

AとBが一つの口を表すのか、口はAだけなのかの解釈の違いが問題になると考えます。口を3本の線で表現しているヘビ文は沢山あります。しかし、この事例では自分はAが口、Bは口ではないと考えます。


C Final Render


C Matcap

Cが動物文の一部であるのか、それとも土器パネルの一部であり動物文から切り離すべきものであるのかということが解釈の分かれ目になると考えます。Cの回りに動物文の外側を区画する線がありますから、Cは動物文の一部であると考えざるを得ません。BとCの連続から子ヘビと考えることを正面から否定できません。子ヘビではない別のモノかもしれませんが、そのアイディアが浮かんでません。


D Final Render


D Matcap

Dは体内の空間が対外口をもっているように観察できることを否定できません。それが本当に出産口をいとしたものであるのかどうかはDだけから判断できませんが、出産口以外のアイディアが浮かんできません。

結局、2022年7月の文様解釈以上の情報を得ることが出来ませんでした。そして、親ヘビと親の体外に出た子ヘビが同時に表現されている事例はこれまで見つかっていないという情報、さらには出産口表現も見つかっていないという状況も確認できました。

素人の想像による文様解釈とは言え、自分の思考を学術世界の情報と合わせることができないことは、不安定(不安)な状況でもあり、おもしろい状況(もしかしたら自分の思考に一理があるかもしれない)状況でもあります。


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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

今福利恵(2020):「勝坂式土器における抽象文」[山梨県考古博物館・山梨県埋蔵文化財センター研究紀要36]を2022年に入手した時はとても大変な手続き・作業となりました。地元千葉市図書館から山梨県図書館に連絡して取り寄せたのです。1カ月以上の時間がかかりました。しかし、今は全国文化財総覧で一瞬の内にpdfとして入手できます。全国文化財総覧が考古研究インフラとしてはたしている役割は甚大なものであると考えます。一利用者として感謝します。


2026年10月17日土曜日

動物意匠文付土器の文様に類似した土器事例

 Examples of Earthenware with Motifs Similar to Those on Animal-Design Pottery


I realized that I had previously created a 3D model for the purpose of examining a piece of earthenware featuring patterns similar to those (depicting frogs and snakes) found on the animal-design pottery from the Yurugimatsu Site in Funabashi City. I have now revisited this specimen—a piece of perforated-rim earthenware (yūkō-tsuba-tsuki doki) from the Kanbayashi Site in Minowa Town, which features abstract, painterly designs.


動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)の文様(カエルとヘビ)に類似した文様の土器の観察記録3Dモデルを過去に作成していたことに気が付き、再び観察しました。抽象絵画文有孔鍔付土器(箕輪町上の林遺跡)です。

1 抽象絵画文有孔鍔付土器(箕輪町上の林遺跡)の3Dモデル観察

抽象絵画文有孔鍔付土器(箕輪町上の林遺跡) 観察記録3Dモデル

縄文中期中葉

長野県宝

撮影場所:箕輪町郷土博物館常設展

撮影月日:2021.11.10


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

撮影の様子

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 218 images

2 GigaMesh Software Framework展開


GigaMesh Software Framework展開


比較資料 動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)GigaMesh Software Framework展開

3 検討

抽象絵画文有孔鍔付土器(箕輪町上の林遺跡)は縄文中期中葉の鍔付土器で、文様はカエル文とヘビ文の対が2つ表現されています。

動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)は縄文時代中期勝坂Ⅲ式期の深鉢土器で、文様はカエル文とヘビ文の対が1つ表現されています。

地理空間的に遠く離れた場所から出土し、かつ土器の用途が全く異なる土器にカエル文とヘビ文の対の文様が見られることは大いに着目すべきことであるとかんがます。

カエル文を比較すると、抽象絵画文有孔鍔付土器(箕輪町上の林遺跡)(以下Aとする)のカエル文は頭が独自につくられ、手が上に上がっています。動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)(以下Bとする)のカエル文は頭が双眼把手で代用され、手が短く水平の置かれています。

ヘビ文はAは、頭が双眼、胴はひも状という単純化した表現となっています。Bは親子2匹のヘビが描かれ、親ヘビ胴は三日月形、頭は三角状で表現されています。

AとBの文様細部は異なりますが、カエル文とヘビ文の対が描かれているという点では共通していて、その文様に対応する物語は類似のものであったと想像します。


過去記事

2021年11月16日火曜日 抽象絵画文有孔鍔付土器(箕輪町上の林遺跡)の3Dモデル観察



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

今朝の散歩で、天空一杯に広がる、大きな細長いS字状雲がゆっくり動いていた。形状が珍しく、かつ動いている様子に自然の鼓動みたいなものを感じ取り、気持が洗われた。


2026年10月16日金曜日

考古学切手 岩絵デザイン

 Archaeology-Themed Stamps: Rock Art Designs


I enjoyed these stamps issued by Norway, which feature designs based on prehistoric rock art (petroglyphs). The motifs include depictions of reindeer, fish, and traps.


ノルウェー発行先史時代岩絵デザイン切手を楽しみました。トナカイ、魚、罠の岩絵(ペトログリフ)がモチーフになっています。

1 岩絵デザイン ノルウェー発行


岩絵デザイン ノルウェー発行


岩絵デザイン ノルウェー発行


岩絵デザイン ノルウェー発行

1960年代~1970年代

普通切手

デザイナー: Arne Ellerhusen Holm(彫刻:Knut Løkke-Sørensen)

2 メモ

切手としてのデザインがとても優れていると感じます。純朴で親しみが湧いてくる切手です。色のバリエーションが沢山あるとの情報がありますので、この切手をもっと収集して並べて楽しみたくなります。この切手は数百円で購入したノルウェー切手パケットに入っていました。



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

早朝散歩で、新たに通る道に面した家の庭に飼われている犬がいて、最初は吠えられていたが、最近吠えなくなった。私の方から挨拶するで、恐らくそのうち尾をふってきて、友達になるに違いない。過去に何回も各所で同じことを体験している。


動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)の動物衣装範囲

 Scope of Animal-Motif Designs on Earthenware (Yurugimatsu Site, Funabashi City)


Using images generated via the GigaMesh Software Framework from a 3D model of earthenware featuring animal-motif designs (from the Yurugimatsu site in Funabashi City), I have identified the extent of these designs. Two key issues have emerged: the interpretation of the animal motifs themselves, and the relationship between these motifs and the "binocular-shaped" (double-lobed) handles.


動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)3DモデルのGigaMesh Software Framework展開画像を使って、動物意匠範囲を特定しました。動物意匠そのものの解釈と動物意匠と双眼把手との関係の2点が問題意識として浮かび上がりました。

1 動物意匠文土器(船橋市ユルギ松遺跡)の3DモデルのGigaMesh Software Framework展開画像


動物意匠文土器(船橋市ユルギ松遺跡)の3DモデルのGigaMesh Software Framework展開画像

2 動物意匠を取り囲む境界線


動物意匠を取り囲む境界線

動物意匠そのものには刻み(ギザギザ)が刻まれ、その周囲を刻み(ギザギザ)のない境界線が囲っています。この境界線から動物意匠そのものを特定することができます。

3 動物意匠そのものの特定


動物意匠そのものの特定

動物意匠そのものは緑で塗った部分として特定できました。

動物意匠に連続する双眼把手には刻み(ギザギザ)が刻まれていません。従って動物意匠そのものでないことは確実です。

4 動物意匠に関する問題意識

4-1 カエル文

カエル文には頭部がありません。双眼把手が頭部の役割をはたしているように見えます。このような造形が一般的なものであるのか、検討することにします。

カエルの脚部が短いことの解釈(脚をたたんでいることの強調表現)を以前しましたが、それでよいか、検討することにします。

4-2 ヘビ文

過去に頭部に2匹目の子ヘビが表現されていると考えましたが、それ以外の別の解釈があるか、検討します。。

5 動物意匠と双眼把手との関係

カエル文は双眼把手がカエルの頭部のように見えてしまいます。ヘビ文は尻尾に双眼把手が続きます。動物意匠と双眼把手が関連づけられて造形されたことは確実です。従って、動物意匠と双眼把手を総合的に捉えて思考することが動物意匠の意味や意義を考える上で必須です。双眼把手とはどのような意義があるのか、その意義についての思考が必須となります。



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)
Illustratorの項目別window(レイヤとか文字とか)を本体の外に出して、別ディスプレイで利用しているが、そのwindowがディスプレイの下にはみ出して、それが上から縮小できないので、window下部のアイコンが使えなくて困っていた。ChatGPTに聞いて、それを訂正する操作方法を知った。web検索ではここまで詳細の操作方法を見つけるのは困難であり、ChatGPTの利用が必須であると感じた。好きか嫌いかではなく、AIが必須の世の中になった。

2026年10月15日木曜日

動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のGigaMesh Software Framework展開

 Unrolling of Earthenware with Animal-Motif Designs (Yurugimatsu Site, Funabashi City) Using the GigaMesh Software Framework


I have processed a 3D model of an earthenware vessel featuring animal-motif designs—excavated from the Yurugimatsu site in Funabashi City—using the GigaMesh Software Framework. This "unrolling" technique allows for a comprehensive, side-by-side view of the designs, facilitating deeper analysis and reflection on the patterns.


動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)の3DモデルをGigaMesh Software Framework展開しました。展開すると文様を一覧的に確認できるので、文様に関する思考を深めることが可能になります。

1 GigaMesh Software Framework展開による6面図


GigaMesh Software Framework展開による6面図

GigaMesh Software Frameworkでは3Dモデルの6面図分の展開画像がアウトプットされます。

2 GigaMesh Software Framework展開図


GigaMesh Software Framework展開図(front図)

3 メモ

3DモデルをGigaMesh Software Frameworkで展開すると文様を一覧的に確認できるので、文様に関する思考を深めることが可能になります。

文様解釈は次の記事で行います。

4 参考 GigaMesh Software Framework画面


GigaMesh Software Framework画面



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

ブラウザchromeの検索欄に長文の相談文を書き、AIモードで検索するとChatGPTと同じ形式で答えが帰ってくることを知りました。このAI利用は一応匿名的であると考えますので、健康の相談などプライバシーに関わる相談をしています。便利です。

一方、ChatGPTはよく使うので、ChatGPTが私の特性(考古や3Dに興味があることなど)を踏まえているので、自分から見るとChatGPTにほぼ個人を特定されているので、技術的相談などに限り利用しています。プライバシーに関わる相談はしないようにしています。


動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Model for Observation: Earthenware Vessel with Animal Motifs (from the Yurugimatsu Site, Funabashi City)


I have created a 3D model for observation purposes based on an earthenware vessel featuring animal motifs—an artifact from the Yurugimatsu Site in Funabashi City, currently on display at the Funabashi City Tobinodai Historic Site Park Museum. It appears to depict a frog and perhaps a pit viper. The piece is exhibited on a small pedestal that allows for 360-degree viewing, and it is not enclosed by a glass cover.


船橋市飛ノ台史跡公園博物館に展示されている動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)の観察記録3Dモデルを作成しました。カエルとマムシか? 四周をめぐることができる小台の上にガラスカバー無しで展示されています。

1 動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)観察記録3Dモデル

動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)観察記録3Dモデル

深鉢形土器、縄文時代中期、勝坂Ⅲ式、約5200年前

撮影場所:船橋市飛ノ台史跡公園博物館常設展示

撮影月日:2026.10.07


展示の様子

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v9.013 processing 231 images

3


Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ

2-1 過去の取組み

この土器は過去に観察記録3Dモデルを作成しています。

2021年11月4日木曜日 動物意匠文付土器の3Dモデル観察


2021年11月展示(八千代市立郷土博物館「らくがく縄文館-縄文土器のマナビを楽しむ-」)の様子

この時の撮影環境は3Dモデル作成という観点からいえば最悪でした。78枚写真から3Dモデルを作成しました。奇跡的に地物の100%をカバーした3Dモデルが出来ました。

また、2022年11月に文様について詳しく検討しています。

2022年7月4日月曜日 動物意匠文付土器(勝坂Ⅲ式)(船橋市ユルギ松遺跡) 観察記録3Dモデルの再観察


2022年7月の文様解釈

2022年7月には、今福利恵(2019)「勝坂式土器における動物文様と人体表現」を参考にして、カエルと親子2匹ヘビが描かれていると解釈しました。

2-2 今後の取組み

この土器のGigaMesh Software Framework展開及び上記記事の妥当性検討を別記事でおこないます。



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

パソコンの電源を消して、書斎整理する時間を作ることが日課となって4日目となった。三日坊主は1日だけオーバーできた。1か月くらい続ければかなり整理が進むと考えるようになった。

机の引き出しの奥とか戸棚のおくから海外旅行の写真が出てきた。20年くらい前の旅行社ツァーでは修学旅行の集合写真みたいのを撮っていて、それが出てきた。妻以外の人物の顔は誰も思い出せないが、そういう時代もあったかと思い出し整理の手を休めた。

2026年10月14日水曜日

大和田機場排水による水面の渦と音の原因

 Causes of Surface Vortices and Noise from Owada Pumping Station Drainage


Following two heavy rain events in Chiba—one in August and another in September—the Owada Pumping Station discharged water at peak capacity into the Hanami River. At that time, vortices and a roaring sound were observed specifically beneath the Keisei Main Line railway bridge. Upon closer inspection of the area recently, I noticed a projection on the revetment, which I inferred to be the cause.


8月と9月の2度の千葉豪雨の直後の花見川では大和田機場から最大級の排水がありました。この時、京成本線鉄橋直下だけで渦と轟音を観察しました。最近その付近をよく観察すると護岸にはねがあり、それが原因だと推察できました。

1 京成本線鉄橋直下右岸の護岸はね


京成本線鉄橋直下右岸の護岸はね


京成本線鉄橋直下右岸の護岸はね

2 大和田機場排水による水面の渦(京成本線鉄橋直下)


大和田機場排水による水面の渦(京成本線鉄橋直下)2026.08.15


大和田機場排水による水面の渦(京成本線鉄橋直下)2026.09.22

水面の渦とそれにともなう轟音は低水護岸はねによる効果であると推察します。

3 高津川河口堆積物


高津川河口堆積物2026.08.11(8月千葉豪雨前)


高津川河口堆積物2026.10.12(9月千葉豪雨後)

高津川河口堆積物の大きさに興味をもちました。高津川は中上流より河口付近の川幅がとても狭くなるという世にも不思議な河川(行政上は雨水排水路)ですが、その狭い河道が河口では一挙に広くなります。その結果流速が落ちて、運ばれてきた土砂が堆積するのだと思います。その現象は大和田機場から排水が無い状況で生起しているのだと考えられます。2026.08.11写真では特大のがれきは見当たりません。いつもはこのようなせいぜいこぶしの大きさ程度までの土砂を運んできているのかもしれません。ところが8月と9月の千葉豪雨後の2026.10.12写真では人の頭の2~3倍もあるがれきが散乱しています。これは2度の千葉豪雨で河道や流域の破壊により大きながれきが発生し、それが流れてきたもののように感じられます。

高津川河口堆積物が変化していて、それが観察できることが判ったので、これから折に触れて観察することにします。



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

散らかった書斎を、これ以上放置できない状況になって、しかたなく整理し始めたら、これまで見つからなかった図書、資料、物品が次々に出てきました。その中に「月刊考古ジャーナル」の特集「3D考古学の新展開」があり、これから読むことにします。最近その内容を見たくなり、web検索しましたが、売り切れで入手できなかったものです。自分の手元にあったことは忘れていました。


2026年10月13日火曜日

技術メモ QGISヒートマップ演算(割り算)の前処理

 Technical Note: Pre-processing for QGIS Heatmap Calculation (Division)


I have documented the pre-processing steps required to perform a division operation between two heatmaps in QGIS. While it is necessary to align the creation parameters for each heatmap, ensuring that their spatial extents match perfectly requires a specific approach.


QGISで2枚のヒートマップ演算(割り算)をする際の前処理をメモしました。それぞれのヒートマップ作成諸元を一致させることが必要ですが、ヒートマップ作成範囲を完全に一致させるためには特別な工夫が必要です。

1 2枚ヒートマップ演算(割り算)の例

有吉北貝塚北斜面貝層剥取断面の2枚貝殻の全分布ヒートマップAと偏位角(angle)が 90°<= angle <110° の範囲のもののヒートマップBについて、メッシュ(ピクセル)毎にB/Aを計算して分布図を作成する。

2 前処理

Weight from fieldを除きヒートマップ作成諸元を統一するとともに、Weight from fieldを使用します。

2-1 Weight from fieldを除くヒートマップ作成諸元の統一

今回の例では、Weight from fieldを除きヒートマップ作成諸元を次のように統一しました。

Radius 0.10 m

Radius from field 使用しない

Kernel shape Quartic

Decay ratioそのまま

Output raster size Pixel sizeで指定

Pixel size X 0.005 m

Pixel size Y 0.005 m

2-2 Weight from fieldの使用

AではWeight from fieldを使用しません。Bでは新たなフィールドred_weightを作成してWeight from fieldを使用します。

新たなフィールドred_weightはフィールド計算機で次の式を投入して作成します。

…………………

CASE

WHEN "angle" >= 90 AND "angle" < 110 THEN 1

ELSE 0

END

…………………

ここで、angleは偏位角(0°~180°)フィールドです。

BでWeight from fieldを利用するのは、ヒートマップ作成範囲とメッシュの位置をA、Bで完全に一致させるために、Bの範囲をAと同じにして、ヒートマップ作画だけBで行うためです。つまり、Bの二枚貝殻だけがWeightが1なのでヒートマップ作成に寄与するのですが、それ以外の二枚貝殻はWeightが0なのでヒートマップ作成に関与しないのです。

これによりヒートマップ範囲とメッシュ位置が完全に一致し、割り算が可能になります。

3 作業結果


ヒートマップA


ヒートマップB


ヒートマップC

ヒートマップCはラスタ計算機に次の式を投入して作成したものです。

("B@1" / "A@1") * 100

4 ヒートマップCの意味

ヒートマップCはBの局所構成比を表現しています。この場合の局所とはRadius 0.10 mの範囲です。その情報をメッシュ(ピクセル)つまり5㎜×5㎜範囲毎に表現しています。

このヒートマップは探索的情報として作成しているものです。今後偏位角別区分ヒートマップとの比較や別値Radiusヒートマップとの比較などの中で、有用情報を汲み取ることになります。

斜面を二枚貝殻が重力性移動して残した堆積パターンの分析にヒートマップ探索的情報が役立つことを期待しています。



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)
パソコンディスプレイを4枚使っているが、左端ディスプレイの倍率を下げてより広い範囲を見れるように使ってきた。しかし視力減退のためか見にくくなり、他のディスプレイと同じ倍率にしたらとても見やすくなった。ちなみに右端ディスプレイは縦長にしていて、重宝に使っている。