2026年5月21日木曜日

考古学切手 マチュピチュ遺跡 2

 Archaeological Stamps: Machu Picchu Ruins, Part 2


From my archaeological stamp collection, I enjoyed collecting stamps featuring the Intihuatana (solar observation facility) at the Machu Picchu ruins in Peru. The stamps also depict Inti, the legendary sun god of the Inca Empire.


考古学切手マイコレクションの中から、ペルーのマチュピチュ遺跡にあるインティワタナ(太陽観察施設)をモチーフとした切手を集めて楽しみました。切手にはインカ帝国の伝説的な太陽神「インティ(Inti)」も描かれています。

1 インティワタナ ペルー発行


インティワタナ ペルー発行

1950年代~1960年代頃

インティワタナとはケチュア語で「太陽をつなぎとめる場所」を意味します。

インカ帝国の伝説的な太陽神「インティ(Inti)」も描かれています。


太陽神「インティ(Inti)」(拡大)

三日月は太陽神の妻を表現しているのでしょうか。二種の植物(ツル植物と先の尖った葉)は太陽と月の表象でしょうか。

2 インティワタナ ペルー発行


インティワタナ ペルー発行

1950年代~1960年代頃

3 インティワタナ ペルー発行


インティワタナ ペルー発行

1950年代~1960年代頃

加刷により料金を変更しています。また子細に観察するとデザインも若干変化します。切手大きさも変化しています。

4 インティワタナ ペルー発行


インティワタナ ペルー発行

2003年

日時計またはインティワタナと書かれている

5 参考 エチェニケの太陽 ペルー発行


エチェニケの太陽 ペルー発行

1967

インカ帝国時代のシンボルである「エチェニケの太陽(Sol de Echenique)」(黄金の円盤胸飾り) 

6 インティワタナ見学


インティワタナ(2012年11月撮影)


インティワタナ(2012年11月撮影)


インティワタナ(2012年11月撮影)


インティワタナ(2012年11月撮影)

2026年5月20日水曜日

技術メモ QGISの疑似座標GIS解析を使った等高線からの標高点群生成

 Technical Memo: Generating Elevation Points from Contour Lines Using QGIS's Pseudo-Coordinate GIS Analysis


I have noted down a technique for generating elevation points from contour lines drawn on a plan view of the shell bed on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound. This technique utilizes QGIS's pseudo-coordinate GIS analysis function.


有吉北貝塚北斜面貝層の平面図に記入されている等高線から標高点群を生成する技術をメモしました。QGISの疑似座標GIS解析機能を利用したものです。

1 有吉北貝塚北斜面貝層平面図のQGISジオリファレンス


有吉北貝塚北斜面貝層平面図(QGISジオリファレンス用メモ記入)

1-1 QGISで使うEPSG

QGISのEPSG6677(日本測地系2011(JGD2011)[平面直角座標系]のⅨ(9)系(東京都 福島県 栃木県 茨城県 埼玉県 千葉県 群馬県 神奈川県)を利用しました。

1-2 座標変換

平面図にはもともとBlender投影用の座標が設定されています。Blender座標体系とQGIS座標体系は異なるので、またQGIS仕様に対応するため、今回次の座標変換等の対応と操作をしました。

・Blender用座標原点(0,0)とQGIS(EPSG6677)原点(0、0)を一致させる。

・Blender用座標X軸の値を正負逆転させてから1000倍して、QGIS座標Y軸に変換する。

・Blender用座標Y軸の値を1000倍して、QGIS座標X軸に変換する。

値を1000倍したのは、Blender用座標値そのままでは値が小さすぎてQGISが動かないためです。

1-3 ジオリファレンス

今回は5座標の値(-2000,0)( 0,0)( 40000,0)( -20000,-20000)( 40000,-20000)でジオリファレンスしました。


有吉北貝塚北斜面貝層平面図のQGISジオリファレンス結果(背景マップは作業と無関係です)

2 等高線トレース

2-1 新規シェープファイル作成

新規シェープファイルレイヤをファイル名とともに、ジオメトリ型:ラインストリング、追加次元:Z値、新規属性名称:elev、新規属性型:倍精度不動小数点型で作成します。

2-2 トレース

編集モードに入り、等高線をトレースします。1本1本についてトレース完了後、ID(通し番号)とelev(標高値)を記入します。


等高線トレース結果(背景マップは作業と無関係です)

3 標高点群生成とcsvファイル出力

3-1 標高点群生成

等高線レイヤを選択の上、プロセッシングツールボックスから「ジオメトリに沿った等間隔点群」を起動します。

ここでは距離を1000m(間隔)にしました。(平面図上では1m間隔に該当します。)

実行すると標高点群が生成します。


生成した標高点群(背景マップは作業と無関係です)

3-2 XYZフィールドの生成

生成した標高点群には標高はelevフィールドで表現されていますが、XY座標フィールドがありません。そこで、フィールド計算機を起動して、XYZフィールドを作成します。

Xフィールドは式に$Xを、Yフィールドは式に$Yを、Zフィールドは式に"elev"を入力してそれぞれのフィールドを生成します。


XYZフィールドが作成された属性テーブルの様子

3-3 csvファイル出力

XYZフィールドが作成された標高点群レイヤをcsvファイルで出力します。

4 標高点群からBlender用地形3Dモデル作成

4-1 csvファイルの調整

csvファイルをBlender用座標に戻します。

・Y座標を正負逆転させてから1/1000倍してX座標とする。。

・X座標を1/1000倍してY座標とする。

4-2 Blender用地形3Dモデル作成

今回は等高線から作成した標高点群を既存標高点群とマージして、それからBlenderPythonで地形3Dモデルを作成しました。

過去には、疑似座標GIS解析でトレースした等高線や標高点群からQGIS機能(v.surf.rstツール)で地形3Dモデルを作成したこともあります。

等高線や標高点群から地形3Dモデルを作成する方法はさらにいろいろあるので、それぞれを試して、使い勝手の良いものを見つけることにします。


有吉北貝塚北斜面貝層の地山地形3Dモデルの改良

 Improvement of the 3D model of the natural topography of the shell layer on the northern slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound


I created an improved 3D model of the natural topography of the shell layer on the northern slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound by adding the surrounding topography. This allows for the confirmation of shell disposal sites and an intuitive understanding of the relationship between the shell layer and settlements on the plateau.


有吉北貝塚北斜面貝層の地山地形3Dモデルに周辺地形を付加した改良モデルを作成しました。貝殻投棄場所の確認や貝層と台地面上集落との関係を直観的に把握できるようになりました。

この記事は2026.05.16記事「有吉北貝塚北斜面貝層の地山地形3Dモデル」の続きです。

1 地山地形3Dモデル改良版


地山地形3Dモデル改良版

高さ方向を色グラデーションで示しました。


地山地形3Dモデル改良版

ワイヤフレーム表示です。


地山地形3Dモデル改良版

3Dモデルの元資料となる標高点分布です。


地山地形3Dモデル改良版

色グラデーションと標高点分布のオーバーレイ

2 追補した周辺地形標高点の作成方法(概要)

2-1 北斜面貝層地図のQGISプロット

北斜面貝層周辺の等高線が載っている北斜面貝層地図をQGISにジオリファレンスでプロットしました。

QGISは現実地理空間とは無関係に等高線から標高点を生成するツールとして利用します。つまり、QGISの疑似座標GIS解析利用です。EPSGは6677で、EPSG6677原点と図面原点を合わせて利用しました。詳しくは別記事でメモします。


北斜面貝層地図のQGISプロット(QGIS画面)

2-2 等高線トレース

等高線をトレースします。1本1本の等高線には標高値を属性として付与します。


等高線トレース(QGIS画面)

2-3 標高点抽出

QGIS機能(geometryに沿った等間隔点群)で等高線を標高値を持った点群に変換します。


標高点分布

2-3 改良版3Dモデルの作成

今回作成した周辺地形標高点と既に作成した地山地形標高点をマージして、それによりBlenderPythonで地形3Dモデルを作成しました。

3 メモ

改良モデルにより、貝殻投棄場所の確認や貝層と台地面上集落との関係を直観的に把握できるようになりました。

2026年5月18日月曜日

考古学切手 マチュピチュ遺跡 1

 Archaeological Stamp: Machu Picchu Ruins, Part 1


I enjoyed collecting stamps of the Machu Picchu ruins in Peru from my archaeological stamp collection. I visited the ruins in November 2012, and looking at the stamps allowed me to revisit the site in my mind.


考古学切手マイコレクションの中から、ペルーのマチュピチュ遺跡の切手を集めて楽しみました。2012年11月に訪問したことがあり、切手を見ながら頭の中で遺跡を再訪しました。

1 マチュピチュ遺跡 ペルー発行


マチュピチュ遺跡 ペルー発行

2019年

シリアル番号(02098)付 ※


マチュピチュ遺跡(2012年11月撮影)

2 マチュピチュ遺跡 ペルー発行


マチュピチュ遺跡 ペルー発行

2003年

下部には城塞を意味する「Ciudadela」の文字が入っています。デザインの特徴: 周囲のフチには、アンデス地方の伝統的な幾何学模様の織物(テキスタイル)を模した美しい赤ベースのパターンがあしらわれています。(Google検索)

マチュピチュ記念切手シートの一部


マチュピチュ記念切手シート

3 3つの窓の神殿 ペルー発行


3つの窓の神殿 ペルー発行

2003年

マチュピチュ記念切手シートの一部


3つの窓の神殿(2012年11月撮影)

4 マチュピチュ遺跡の入口とインカの土器 キューバ発行


マチュピチュ遺跡の入口とインカの土器 キューバ発行

1986年

ラテンアメリカの歴史(コロンブス到来以前の文化)をテーマにした記念切手の一つです。


マチュピチュ遺跡の入口(2012年12月撮影)

5 マチュピチュの歴史保護区 日本発行


マチュピチュの歴史保護区 日本発行

2013年

「海外の世界遺産シリーズ 第1集」の1枚


海外の世界遺産シリーズ 第1集

6 メモ


マチュピチュ遺跡の位置

途中のロスから高山病予防薬を服用し、高山病をまぬかれたことやツァー同行者に高山病になった方がいたことを思い出しました。

日時計の切手、段々畑の切手は別記事にします。


※切手シリアル番号

ペルーの郵便当局が発行する一部の高額切手や限定切手には、偽造防止や厳格な発行枚数管理を目的として、このような個別シリアルナンバーが印刷されることがあります。シリアルナンバーが印刷されている主な理由は以下の3点です。

偽造防止(セキュリティ):すべての切手に異なる番号を印刷することで、大量の不正コピーや偽造切手の流通を防ぎます。

限定・発行枚数の管理:この切手が全体で何枚印刷され、そのうちの何番目のシート(またはピース)であるかを正確に記録・追跡できるようにしています。

収集家向けの付加価値:切手収集(郵趣)において、ゾロ目やキリの良い数字、若い番号などは希少価値が高くなるため、コレクションとしての魅力を高める要素にもなっています。(Google検索)


2026年5月17日日曜日

有吉北貝塚北斜面貝層の剥取断面と地形断面線との関係

 Relationship between the exfoliated cross-section and topographic cross-section of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound


I was able to plot a 3D model of the ground topography of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound in the Blender 3D viewport, and immediately created a document illustrating the relationship between the exfoliated cross-section and the topographic cross-section. It can be confirmed that the shells were discarded by Jomon people who came to the topographic surface more than 4.5 meters above the upper end of the exhibited exfoliated cross-section.


有吉北貝塚北斜面貝層の地山地形3DモデルをBlender3Dビューポートにプロット出来ましたので、早速剥取断面と地形断面線の関係を表現する資料を作成しました。展示剥取断面の上端より4.5m以上上の地形面にやってきた縄文人によって貝殻が投棄されたことが確認できます。

1 剥取断面が含まれる鉛直平面と地山地形3Dモデルが成す断面線の生成


剥取断面と地山地形3Dモデル


剥取断面が含まれる鉛直平面と地山地形3Dモデル


剥取断面と「剥取断面が含まれる鉛直平面と地山地形3Dモデルが成す断面線」

剥取断面が含まれる鉛直平面と地山地形3Dモデルが成す断面線はBlenderPythonでメッシュオブジェクトとして作成しました。

2 地形断面と剥取断面の関係


地形断面と剥取断面の関係


地形断面と剥取断面の関係(千葉県立中央博物館に展示されている剥取断面(部分)をカラー表示)

図面の中の格子は1m×1mです。

展示剥取断面の上端より4.5m以上上の地形面にやってきた縄文人によって貝殻が投棄されたことが確認できます。

縄文人にとっては足元の垂直に感じるような大きな断崖の上から貝殻を投棄していたことが判ります。

投棄された貝殻や土器片などは重力だけでも移動し、激しい降雨時には高濃度流で移動したと想定します。


考古学切手 ストーンヘンジ

 Archaeological Stamps: Stonehenge


I enjoyed collecting stamps depicting Stonehenge from my archaeological stamp collection. Since there are stamps issued in the UK, the home of Stonehenge, I'll keep an eye out for an opportunity to acquire them.


考古学切手マイコレクションの中からストーンヘンジが描かれた切手を集めて楽しみました。地元イギリス発行の切手が存在するので、入手機会をうかがうことにします。

1 ストーンヘンジ フランス発行

ストーンヘンジ フランス発行

2012年

「フランスのサービス切手(Service - UNESCO)」(ユネスコ本部に提出される公式の通信物やコレクター向けに発行された特別な「サービス切手(公用切手))

2 ストーンヘンジ 国際連合発行


ストーンヘンジ 国際連合発行

1992年

「世界遺産シリーズ」記念切手

3 ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群 日本発行


ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群 日本発行

2015年

海外の世界遺産シリーズ 第4集に収録


海外の世界遺産シリーズ 第4集

4 ストーンヘンジ切手シート モルディブ発行


ストーンヘンジ切手シート モルディブ発行


ストーンヘンジ モルディブ発行

1995年

世界の記念碑(Monuments of the World)シリーズ記念切手シート

5 メモ

webでかなり調べたところ、地元イギリス発行のストーンヘンジをテーマとした切手の存在を確認しました。入手機会をうかがうことにします。

思い出すと、イギリスかオーストラリア発行のストーンヘンジ切手(同じ図柄)の入手チャンスが過去に一回ありました。しかしその時は自分が期待した「ストーンヘンジ切手」の図柄とは少し違うので、入手を見送りました。そのチャンスを逃したことが今になると悔やまれます。考古学切手は出会ったときに必ず入手しておかないと、後で後悔します。

この感情がコレクション趣味継続の原動力の一つのようです。

6 過去のストーンヘンジに関する記事

ブログ世界の風景を楽しむ2020.06.14記事「ストーンヘンジ その1

ブログ世界の風景を楽しむ2020.06.14記事「ストーンヘンジ その2



2026年5月16日土曜日

有吉北貝塚北斜面貝層の地山地形3Dモデル

 3D Model of the Ground Topography of the Shell Layer on the North Slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound


The 3D model of the ground topography of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound has been plotted in the Blender 3D viewport. This is the most important basic data for the three-dimensional distribution analysis of the north slope shell layer using Blender. It allows us to identify the shell disposal points of the Jomon people.


有吉北貝塚北斜面貝層の地山地形3DモデルをBlender3Dビューポートにプロットしました。Blenderを使った北斜面貝層の三次元分布分析の最も重要な基礎資料となります。縄文人の貝殻投棄ポイントを確かめることができます。

1 2025.01に作成した地山地形3Dモデル


2025.01に作成した地山地形3Dモデル

この3DモデルはQGISのGRASSツール(v.surf.rstツール)を利用して作成しました。

2 再作成した地山地形3Dモデル

地形3Dモデルの範囲を拡張し、かつその部分の精度向上を図るために、既存ランダム標高点を利用して地山地形3Dモデルを作成し、どの部分のランダム標高点を増やしたらよいか検討しました。

2-1 ランダム標高点の分布


ランダム標高点の分布

csvファイルをPythonスクリプトによりBlenderにプロットしたものです。標高点は約5500あります。

次の情報からランダム標高点を作成しています。

・地山地形図に表記されている標高点(メイン)

・セクション図の断面線から標高点をPythonで生成

・北斜面貝層周辺地形図の等高線から標高点を生成

このうち等高線から読み取った標高点の数が少なく、その部分の地形精度が低いことが判ります。今後この部分の補足作業を行うことにします。

また谷頭部は空白地帯が広がってとなっています。この部分に標高点を補間する方法があるか検討します。

2-2 地山地形3Dモデル


地山地形3Dモデル


地山地形3Dモデル

3Dモデル作成方法はBlenderPythonにより、Blender内部で作成しました。QGISで作成してBlenderにプロットするよりもはるかに作業は簡便です。

2-3 剥取断面のプロット


地山地形3Dモデル(剥取断面プロット)


地山地形3Dモデル(剥取断面プロット)


地山地形3Dモデル(剥取断面プロット)

剥取断面(作業上は第30断面)を地山地形3Dモデルにプロットすると、剥取断面と台地面との関係が判明します。縄文人が台地面の縁から貝殻を投棄し、その貝殻が斜面を下り堆積しました。

その堆積の結果が剥取断面です。現在剥取断面を対象にファブリック分析していて、貝殻が高濃度流で移動した様子を確かめています。その分析活動のために、剥取断面と台地面との関係が今回判明して、重要なデータとなります。

2-4 参考 全断面のプロット


地山地形3Dモデル(全断面プロット)


地山地形3Dモデル(全断面プロット)


地山地形3Dモデル(全断面プロット)

地山地形3Dモデルに全32断面をプロットしたものです。

3 メモ

今後次の作業・分析を行います

・3Dモデルの周辺地形範囲の拡大、ランダム標高点の増大。

・谷頭部標高点空白部の標高点補間。

・剥取断面や他断面における台地面との関係把握分析