2026年2月26日木曜日

地理学切手 3種

 Three Geographical Stamps


I bought a packet of 1,000 Soviet stamps and searched for archaeological stamps, but found none. They're not part of my collection, so I had no choice but to find three rare geographical stamps, which I enjoyed.


ソ連切手パケット(1000種)を購入して考古学切手を探しましたが、ゼロでした。仕方がないので、コレクション対象外ですが、見つけた地理学切手3種が珍しいので楽しみました。

1 ソ連切手パケット(1000種)の購入

考古学切手コレクション方法として、通常の通信販売利用とパケット(主に使用済み切手の袋入り商品)購入を利用しています。エジプト、ペルー、メキシコなどのパケットには多くの考古学切手が含まれていて、その整理を楽しんでいます。とくにエジプトパケットは考古学切手の宝庫であり、これまで500種、1000種、1500種と3回も購入したほどです。

こうした趣旨からソ連パケット(1000種)を購入しました。そして全部調べたところ、自分がイメージする考古学切手はなんとゼロでした。なんとも残念です。

パケットには美麗切手が多数含まれていて、風景とか、建物とか、動物・植物とか、自動車・船・飛行機とか、絵画とか、宇宙とか、レーニンとかに興味があれば、これだけで素晴らしい切手コレクションができます。仕方がないので、このパケットは封筒に詰めてお蔵入りとします。

しかし、折角の購入活動を完全に無駄にしたくないので、もう一度全切手を見直したところ、地理学切手3種を見つけましたので、それを代償的に楽しみました。

2 砂漠化防止キャンペーン ソ連発行


砂漠化防止キャンペーン ソ連発行

1989年発行

額面15コペイカ

砂漠の進行を止めよう!

土地の不合理な利用は、地域の砂漠化と地球規模の気候変動を招く

自然と平和を守ろう!シリーズ

3 北極圏の自然保護 ソ連発行


北極圏の自然保護 ソ連発行

1989年発行

額面10コペイカ

北極のエコシステムの破壊と汚染は、有害で不可逆的な結果を招く

自然と平和を守ろう!シリーズ

4 森林の保護と再生 ソ連発行


森林の保護と再生 ソ連発行

1989年発行

額面5コペイカ

森を守ろう-地球の肺!

森林の再生と保全が、地球規模の生態学的惨劇を防ぐための必要な条件

自然と平和を守ろう!シリーズ

5 参考 レーニン切手 ソ連発行


偉大なる10月社会主義革命70周年記念 ソ連発行

1987年発行

中央にウラジーミル・レーニン、左にレフ・トロツキー、右にフェリックス・ジェルジンスキー。彼らが戦略地図(サンクトペテルブルグ)を囲んで作戦を練っている様子の描写。

ヴァレリー・ピメノフ(Valery Pimenov)による絵画作品「突撃の前(Before the Storm)」に基づいている。


人面付土版(印西市馬場遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Model of Observation Records of the Clay Tablet with a Human Face (Baba Site, Inzai City)


I enjoyed creating a 3D model of the observation records of the clay tablet with a human face (Baba Site, Inzai City), which is on display at the Chiba City Archaeological Research Center's special exhibition "The Mysterious Late Jomon Period."

The exhibit explains that the clay tablet shares similarities with the Bundo-gata clay figurine in that it is a clay object depicting a face, and that there may have been a connection between the two.


千葉市埋蔵文化財調査センターで開催中の特別展「謎多き縄文晩期」で展示されている人面付土版(印西市馬場遺跡)の観察記録3Dモデルをつくり楽しみました。

展示では、顔を表現する土製品という意味で分銅形土偶と共通し、関連があった可能性が説明されています。

1 人面付土版(印西市馬場遺跡)観察記録3Dモデル

人面付土版(印西市馬場遺跡)観察記録3Dモデル

241号土坑出土の祭祀具

撮影場所:千葉市埋蔵文化財調査センター 令和7年度特別展「謎多き縄文晩期」

撮影月日:2026.02.12


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v8.038で生成 processing 84 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像(テクスチャ有り)


3Dモデルの画像(テクスチャ無し)


3Dモデルの画像(テクスチャ有りと無しのハードライトミックス)

2 メモ

・展示では、顔を表現する土製品という意味で分銅形土偶と共通し、関連があった可能性が説明されています。

・中央部渦巻き様の文様の上の窪みが口になるのでしょうか。

・中央部渦巻き様の文様はいろいろな遺物で見かけます。左右から伸びる手が握手してるような印象を受けます。両家のめでたい姻戚関係成立(婚姻成立)を祝う文様であると勝手に想像しています。


土器集中ゾーンにおけるファブリック観察

 Fabric Observation in the Pottery Concentration Zone


I conducted fabric observations of the pottery fragment deposits in the pottery concentration zone using outcrop photographs and distribution maps. 70-80% of the fragments were deposited in a convex-downward position (with the inner surface of the fragment facing upward), suggesting that they were deposited by subsidence during the cessation of high-concentration flow (shell mudflow).


露頭写真や分布図から、土器集中ゾーンにおける土器片堆積層のファブリック観察を行いました。土器片の70-80%は下に凸(土器内面が上)の位置関係で堆積している特徴があり、高濃度流(貝殻泥流)の停止時沈下で堆積したと想定できます。

1 土器片堆積層における土器片の配列


土器片堆積層における土器片の配列

露頭写真では土器配列に次の顕著な特徴が見られます。

a 写真範囲内で80%の土器が下に凸(土器内面上)で配列している。

b 土器片長軸方向が一定の方向に揃っていない。バラバラである。

c 土器片の重なり順序がバラバラで将棋倒しのような法則性がない。

また、土器片を充填する貝層に次のような特徴が見られます。

d 他の土器片に密着しない土器片がかなりある。

e 土器片充填貝層はそれより上の貝層と比べて貝殻が大きく、貝殻が密集している。

土器片そのものにも次の特徴が見られます。

f 土器片の割れ方大きい

g 土器片の割れ口が新鮮で磨耗していない。

2  土器集中ゾーンの土器片配列


土器集中ゾーンの土器片配列

色の面積を計測すると、下に凸(土器内面上)が77%、上の凸(土器外面上)が23%となります。

土器片配列は1の露頭写真だけでなく、全体で下に凸(土器内面上)が多いことが判ります。

3 考察

3-1 通常流水による運搬堆積ではない

一般に流水で礫などが流されて堆積するばあい、インブリケーション(覆瓦状構造)という構造が残ることが多いです。もし土器片が通常流水に完全に水没して流されて堆積した場合、インブリケーション構造が残り、上が凸(土器外面上)で将棋倒しのように連続して重なることが考えられます。しかし、今回観察土器片は下が凸(土器内面上)であり、通常流水に流されて堆積したものと考えることができません。

3-2 高濃度流(貝殻泥流)による運搬堆積の可能性

土器片堆積層のファブリック観察の結果から、土器片は高濃度流(貝殻泥流)による運搬堆積の結果であると仮説します。

土器片の多くが下に凸(土器内面が上)で、土器片の間に貝殻が充填されていることから、貝殻・土砂・土器片からなる高濃度流(貝殻泥流)の動きが弱まった時、重たい土器片が沈降し、同時に土器片の次に重い貝殻(粗粒物)が充填されていった状況を考えることができます。

この時、土器片沈降は土器片重心位置から、下に凸の配置になったと考えることができます。また土器片沈降時の流速が虚弱であると考える想定と、土器片長軸方法の規則性がないことは整合的です。

土器片の大きさが比較的大きいことと割れ口が新鮮であることは、土器片が運ばれた距離が短いことを表現していると考えます。

大胆に仮説すれば、土器片が流された高濃度流(貝塚泥流)を指標する堆積層は次図のaであると考えます。a層は下から土器片(超大形)→貝殻(大形)→貝殻(小形)・泥→泥のように分級していて、1波の泥流跡であると考えます。


土器片堆積にかかる高濃度流堆積物a

3-3 高濃度流(貝殻泥流)について

・土器集中ゾーンはその背景に次の事象があったと考えることができます。

貝塚崩壊 → 高濃度ガリー流 → 土器の巻き込み→谷底停止

・斜面貝層(11断面や剥ぎ取り断面など)でも、貝層下部に土器片が集中し、かつ土器片のほとんどが下に凸になっています。斜面貝層でも高濃度流(貝塚泥流)と同じような機構を考えることができる可能性があります。

・貝層流動が高濃度流であることから、ガリー流路における貝層と泥層の流心付近の完全分離の仕組みを解くことができる可能性があります。


2026年2月25日水曜日

InDesign 25周年記事に目がとまる

 An article about the 25th anniversary of InDesign caught my eye.


I came across the words "Adobe InDesign Japanese Edition 25th Anniversary" on the web. After reading the article, I was reminded of my positive impression of InDesign. It made me want to try it out.


webで「Adobe InDesign日本語版25周年」の文字が目に入りました。当該記事を読み、InDesignに対する好印象を反芻しました。InDesignを利用したくなりました。

1 InDesign 25周年記事

web世界で何かについて渉猟している時に「Adobe InDesign日本語版25周年」の文字が目に入り、Adobeブログサイトに移動しました。InDesign25周年イベントの様子が発信されています。


AdobeブログのInDesign25周年イベント記事

InDesignの利用は年に1回か2回にすぎないのですが、InDesignには特別の思いがあります。

DTPに特別の興味があるわけでもないのに、この記事を読みながら、次のInDesign利用では「あーしよう、こーしよう」といろいろの思いがめぐり、時間を楽しみました。

2 InDesignスプラッシュスクリーン


25年前のInDesign1.0のスプラッシュスクリーン(Adobeブログから引用)


2017年のInDesignスプラッシュスクリーン

2017年InDesignを利用したくて、CreativeCloudを導入しました。単体InDesign販売は有りませんでしたから、単体Illustrator、Photoshopなどを使っていたのにも関わらず、CreativeCloudを導入しました。


2026年のInDesignスプラッシュスクリーン

3 PageMakerの良い印象がInDesignに引き継がれる

大昔、PageMakerというDTPソフトを使い、良い印象が残っています。そのPageMakerがInDesignに引き継がれたので、InDesignに良い印象(一種の「あこがれ」)を持っているのだと思います。

2024.12.21記事「InDesignの操作を楽しむ






2026年2月24日火曜日

考古学切手 タンバリの岩絵 カザフスタン発行

 Archaeological Stamps: Tambari Rock Art, Kazakhstan


I enjoyed the Tambari rock art stamps issued by Kazakhstan. Two stamps were issued just before the site was registered as a World Heritage Site, and one stamp commemorating the 20th anniversary of the site's registration. The striking image depicts a sun god with a cluster of dots on his head and dots and lines surrounding it, representing radiation.


カザフスタン発行のタンバリの岩絵切手を楽しみました。世界遺産登録直前の切手2種と登録20周年記念切手1種。頭に点が密集し、周辺に点や線で放射を表現する太陽神が印象的です。

1 タンバリの岩絵 カザフスタン発行


タンバリの岩絵 カザフスタン発行

岩絵白抜きデザイン

2024年発行

UNESCO世界遺産20周年記念

額面500テンゲ

青銅器時代(約3000年前)からの岩絵

2 タンバリの岩絵 カザフスタン発行


タンバリの岩絵 カザフスタン発行

岩絵実写デザイン

2003年発行

額面30

大きく湾曲した角のある山羊と擬人化された太陽神

3 タンバリの岩絵 カザフスタン発行


タンバリの岩絵 カザフスタン発行

岩絵実写デザイン

2003年発行

額面25

山羊が重ねて描画


タンバリ岩絵群は5000点を越える岩絵群で、古いものは紀元前14世紀後半ごろのものと考えられていて、露天の岩面に残されています。動物や人物像のほか、神格化された太陽の顔がいくつも描かれていて、その太陽像の芸術性は高く評価されています。2004年にタンバリの考古的景観の岩絵群(Petroglyphs of the Archaeological Landscape of Tanbaly)として世界遺産に登録されました。(Wikipediaによる)


打ち割られた石材と敲石・台石(袖ヶ浦市上宮田台遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Observation Record Model of Broken Stone, Hammerstone, and Base Stone (Kamimiyatadai Site, Sodegaura City)


I created a 3D model of the observation record of the stone exhibited at the Chiba City Archaeological Research Center's special exhibition, "The Mysterious Late Jomon Period."

Chiba is known as a prefecture without stones. Around the end of the Late Jomon period, a geological outcrop containing large pebbles was discovered, and its use began. However, due to the collapse of the distribution network, these stones were not distributed. This is the context in which these stones are exhibited.


千葉市埋蔵文化財調査センターで開催中の特別展「謎多き縄文晩期」で展示されている石材の観察記録3Dモデルをつくりました。

石なし県といわれる千葉で、縄文時代晩期末頃、大きな礫を含む地層露頭が発見されて利用が始まったけれでも、ネットワーク崩壊により流通しなかったという文脈で、この石材が展示されています。

1 打ち割られた石材と敲石・台石(袖ヶ浦市上宮田台遺跡)観察記録3Dモデル

打ち割られた石材と敲石・台石(袖ヶ浦市上宮田台遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:千葉市埋蔵文化財調査センター 令和7年度特別展「謎多き縄文晩期」

撮影月日:2026.02.12


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v8.038で生成 processing 180 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像(テクスチャ有り)


3Dモデルの画像(テクスチャ無し)


3Dモデルの画像(テクスチャ有りと無しのハードライトミックス)

2 展示の文脈


パンフレット説明

石なし県といわれる千葉で、君津・市原地域に分布する上総層群万田野層には大きな礫を含む層があります。縄文時代晩期末頃この露頭が発見されて利用が始まったけれでも、当時ネットワーク崩壊により流通しなかったという説明の中で、この石材が展示されています。


土器集中ゾーンの様子

 The pottery concentration zone


I observed the prominent pottery concentration zone in the shell layer on the northern slope of the Ariyoshikita Shell Mound using on-site photographs and a plan distribution map.

Many of the pottery fragments had convex undersides, indicating that they had not been transported by flowing water but had instead slid along the stratum.


有吉北貝塚北斜面貝層に発達する顕著な土器集中ゾーンの様子を現場写真と平面分布図で観察しました。

土器片の多くが下側に凸形になっていて、流水中で運ばれたものではなく、滑って移動してきたものであることが判りました。

1 土器集中ゾーンの様子


土器集中ゾーンの様子

2 資料


土器集中ゾーン平面分布図(発掘調査報告書から作成)

グリッドは2m×2m


発掘現場写真(発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)


発掘現場写真(発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)


発掘現場写真(発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)


発掘現場写真(発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)


発掘現場写真(発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)


発掘現場写真(発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)


発掘現場写真(発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)


発掘現場写真(発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)

3 観察メモ


観察メモ

3-1 土器の多くが下側に凸形になっています

→斜面を滑って移動してきたものであると考えます。

→流水中で運ばれたものではないと考えます。

→もし、流水で運ばれたなら、土器片の多くは上側に凸形で堆積します。

→詳細な移動メカニズムは不明ですが、降雨時に土器片間の小粒子(土砂や貝殻)が取り除かれたり、地面が滑りやすくなったり、流水に流されて移動したりなどの要因が働き、土器辺が移動したと考えます。流水中に完全に飲み込まれて移動する状況がメインではないけれど、大雨の時が土器片が移動するメインの状況であったと考えます。

3-2 上流(左)ほど大形で上側凸形の割合が多くなっています。

→これから、土器破壊場所が上流方向にあることがわかります。

3-3 分布が連続する特定平面(地形面)に限定されます。

→事象の発生を特定時間断面における限定事象として確認できます。

→土器集中ゾーンは上下貝層とは見かけ上、独立した事象として捉えることができます。

4 考察

土器集中ゾーンの3D空間位置が当時の特定地形面に対応していることが確認できました。

従って、土器集中ゾーンを貝層断面図にプロットすれば、それとの上下関係から貝層分層対比が可能になります。



2026年2月23日月曜日

貝層対比指標としての土器集中ゾーン

 Pottery Concentration Zones as Indicators for Shell Layer Correlation


Several pottery concentration zones exist in the shell layers on the northern slope of the Ariyoshikita Shell Mound. Each pottery concentration zone is thought to represent a geological event that occurred at a specific time cross-section. Therefore, I believe that pottery concentration zones can be used as an indicator for correlating shell layers between cross-sections, and I am attempting to do so.


有吉北貝塚北斜面貝層には複数の土器集中ゾーンが存在しています。1つの土器集中ゾーンは特定時間断面で生起した地学事象と考えられます。そこで、土器集中ゾーンを指標に断面間の貝層分層対比ができると考え、チャレンジしてみます。

この記事は2026.02.15記事「貝層対比の指標検討」のつづきです。

1 土器集中ゾーンによる貝層対比について

11断面を模式断面として10断面、11断面、30断面(剥ぎ取り断面)、12断面の貝層区分対比作業は合理的に進みました。その成果を9断面~5断面まで構造的な類似性から投影的に対比してきました。しかし、11断面から離れるに従い、合理性が徐々に失われ、7断面あたりから対比結果の正統性を自分に対して強弁できなくなりました。

いろいろと考えましたが、「下手な考え休むに似たり」状況に苦しみました。

そこで、打開策として、11断面との連続性による作業を一旦やめて、ガリー流路勾配が急になる6断面~2断面付近を対象に土器集中ゾーンを指標に全く新しい考えによる貝層分層対比作業にチャレンジしてみることにします。

2 北斜面貝層の土器集中ゾーン


土器分布YZ断面オルソ投影と土器集中ゾーン


土器分布(最近隣距離0.1m以内のもの)YZ断面オルソ投影と土器集中ゾーン

土器分布全体でも、土器集中域分布(最近隣距離0.1m以内のものだけ抽出)でもYZ断面オルソ投影でみると2層から3層の土器集中ゾーンが浮かび上がります。実際に3D空間で観察しても、土器集中ゾーンがパイプ状に連続しているように観察できる部分が多くなっています。

土器集中ゾーンがミニ土石流のような流水による事象であるならば、これを指標に貝層分層を対比できる可能性があります。

3 発掘調査報告書掲載土器集中ゾーンのデータ

発掘調査報告書には一つの土器集中ゾーンについて、土器堆積状況のスケッチと土器破片と復元土器との関係についてのデータがあります。このデータから土器集中ゾーンが生起した地学事象の想定と、その時期の想定ができる可能性があるので、チャレンジすることにします。


土器集中ゾーンのデータ(発掘調査報告書から引用)


土器集中ゾーンの土器分布(発掘調査報告書から作成)


土器分布調査が行われた土器集中ゾーン


2026年2月22日日曜日

スリランカの考古学切手

 Sri Lankan Archaeological Stamps


I enjoyed these four Sri Lankan archaeological stamps. They feature designs of an Early Paleolithic stone tool, a prehistoric animal fossil, a Late Paleolithic human skull, and barley pollen grains (magnified 3000 times). These stamps were purchased at the museum's special exhibition "Stamp Archaeology" (2021).


スリランカの考古学切手4点を楽しみました。前期旧石器時代石器、先史動物化石、後期旧石器時代人骨頭蓋、オオムギ花粉粒(3000倍図)が図案となっています。切手の博物館企画展「切手de考古学」(2021年)会場売店で購入したものです。

1 前期旧石器時代石器 スリランカ発行


前期旧石器時代石器 スリランカ発行

2005年発行

額面:5

通し番号:1/38

主題:前期旧石器時代/ミニハガルカンダ:最大で30万年前の可能性、石器は推定12万5千年前

2 先史動物化石 スリランカ発行


先史動物化石 スリランカ発行

2005年発行

額面:20

通し番号:2/38

主題:ラトゥナプラの宝石砂礫層に見られる約12万5千年前の絶滅動物/サイとカバの骨片

3 後期旧石器時代人骨頭蓋 スリランカ発行


後期旧石器時代人骨頭蓋 スリランカ発行

2005年発行

額面:25

通し番号:3/38

主題:後期石器時代/バランゴダ文化:紀元前3万〜紀元前1000年、クルウィタのバタドンバレナ洞窟+ベッランバンディ・パラッサ出土の人骨頭蓋

4 オオムギ花粉粒(3000倍図) スリランカ発行


オオムギ花粉粒(3000倍図) スリランカ発行

2005年発行

額面:30

通し番号:4/38

主題:ホートン・プレーンズの先史農耕/約1万3000年前の化石化したオオムギ花粉粒

花粉粒は約3000倍に拡大して描かれている。

5 メモ

2021年に開催された切手の博物館企画展「切手de考古学」を観覧した時に、会場売店でセット価370円で購入した考古学切手です。自分の考古学切手コレクションの最初の一つになります。

2021.07.21記事「切手de考古学



2026年2月21日土曜日

弥生時代中期 再葬墓出土の土器(市原市武士遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Model of Observation Records of Pottery Excavated from a Reburial Tomb in the Middle Yayoi Period (Takeshi Site, Ichihara City)


I created a 3D model of the observation records of pottery excavated from a reburial tomb in the Middle Yayoi period, which is on display at the Chiba City Buried Cultural Properties Research Center's special exhibition, "The Mysterious Late Jomon Period."

The exhibit discusses the possibility that people chose to build their burial sites in areas where their ancestors lived around the end of the Late Jomon period, several hundred years ago.


千葉市埋蔵文化財調査センターで開催中の特別展「謎多き縄文晩期」で展示されている弥生時代中期 再葬墓出土土器の観察記録3Dモデルをつくりました。

展示では、数百年前の縄文時代晩期末葉頃に祖先が住んでいた場所を選んで、墓所をつくった可能性を論じています。

1 弥生時代中期 再葬墓出土の土器(市原市武士遺跡)観察記録3Dモデル

弥生時代中期 再葬墓出土の土器(市原市武士遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:千葉市埋蔵文化財調査センター 令和7年度特別展「謎多き縄文晩期」

撮影月日:2026.02.12


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v8.038で生成 processing 145 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像(テクスチャ有り)


3Dモデルの画像(テクスチャ無し)


3Dモデルの画像(テクスチャ有りと無しのオーバーレイミックス)

2 展示の文脈


再葬墓遺跡との重複(パンフレットから引用)

縄文時代晩期末葉~弥生時代前期の遺跡と弥生時代中期再葬墓遺跡が重複することから、数百年前の祖先が暮らした場所を墓所とした選んだ可能性について論じています。

3 メモ

長頸部に縦長突起があります。離れた同じ場所に縦長凹みも見られます。おそらく長頸部に何かを括りつける時の紐の留具のようなものだと空想します。この突起より上の長頸文様はかすれて消えかかっているので、その部分に布などの何かを巻いていたのだと思います。壺内部の骨が出てこないように、布で蓋をしていたとか、飾りを付けていたのかもしれません。