データベースれきはく(国立歴史民俗博物館データベース)の縄文・弥生集落データベースを試用してみました。自分の考古歴史学習に大いに使えそうなのでメモしておきます。
縄文・弥生集落データベースの検索画面
縄文・弥生集落データベースの項目説明
縄文・弥生集落データベースは縄文後期から古墳前期までを対象に収集した報告書抄録データ約2.5万件を収録し、検索可能としたもので、時期年代が較正年代であることを最大の特徴としています。
フリーワード「千葉県」で検索した結果
「千葉県」で検索すると456件がヒットしました。
検索結果はGoogle Mapに表示することができます。(ただし緯度経度情報のチェックは皆無のようで日本海や名古屋などを含めて千葉県外にプロットされてしまったものがかなりあります。)
Google Map上の表示から個別情報にとぶこともできます。
Google Mapにおける表示
検索結果はダウンロードすることもできます。
検索結果ダウンロード(タブ区切りテキストファイル)のExcel表示
検索結果のダウンロードは全項目ではなく暦年代、土器形式、時期、遺跡名、所在地、遺跡種別、北緯、東経、標高(m)に限られます。
縄文時代後晩期の学習や縄文時代から弥生・古墳時代にかけての興味の学習(*)にこのデータベースをおおいに活用させていただくことにします。
*地名「千葉」は縄文語起源 梅原猛仮説
関連記事 2018.10.03記事「放射性炭素年代測定データベース」
2018年12月3日月曜日
2018年10月3日水曜日
放射性炭素年代測定データベース
国立歴史民俗博物館の放射性炭素年代測定データベースを閲覧し試用してみました。自分の縄文時代学習に大いに使えそうなのでメモしておきます。
国立歴史民俗博物館 遺跡発掘調査報告書放射性炭素年代測定データベースの画面
このデータベースは国立歴史民俗博物館所蔵の遺跡発掘調査報告書約6万冊を悉皆調査してC14年代測定例を抽出したものです。現在東北地方と関東地方の27209件のデータが登録されています。
検索画面は次の通りです。
検索画面
この画面例では都道府県に千葉県を、時代区分に縄文時代を選択しています。
検索結果
千葉県-縄文時代での検索結果は491件となりました。
個々のデータの「詳細を見る」をクリックすると詳細が表示されるとともに「OxCalで暦年較正結果を表示」がクリッカブルとなり、事前登録すると暦年較正用C14年代が表示されます。なお、較正年代早見表もこのサイトにありますから直ぐに簡易的に較正年代目安を知ることもできます。
次に都道府県を千葉県、フリーワードを「加曽利B」で検索してみました。57件が抽出されました。この抽出結果をダウンロード(TXTファイル)してExcelで表示すると次のようになります。
「千葉県-加曽利B」ダウンロード結果のExcel表示
フリーワードで土器形式を入力すると関連するC14年代が出てきますので、素人の私にとっては良い学習資料になりそうです。特定土器形式のC14年代(暦年較正)を統計的に処理すれば特定土器形式と暦年とのおおよそのイメージを持つことが出来ます。これまで土器形式と暦年との関係を詳しく示す資料に遭遇したことがなかったので、このデータベースを活用すれば縄文時代暦年のイメージをこれまで以上に詳しく持つことができますので、学習の質がレベルアップすると予感します。
なお注意事項には「本データベースはあくまで一次資料(発掘調査報告書)に辿り着くためのものである。」と書かれているとともに、研究目的で使う場合の注意事項が掲載されています。
国立歴史民俗博物館 遺跡発掘調査報告書放射性炭素年代測定データベースの画面
このデータベースは国立歴史民俗博物館所蔵の遺跡発掘調査報告書約6万冊を悉皆調査してC14年代測定例を抽出したものです。現在東北地方と関東地方の27209件のデータが登録されています。
検索画面は次の通りです。
検索画面
この画面例では都道府県に千葉県を、時代区分に縄文時代を選択しています。
検索結果
千葉県-縄文時代での検索結果は491件となりました。
個々のデータの「詳細を見る」をクリックすると詳細が表示されるとともに「OxCalで暦年較正結果を表示」がクリッカブルとなり、事前登録すると暦年較正用C14年代が表示されます。なお、較正年代早見表もこのサイトにありますから直ぐに簡易的に較正年代目安を知ることもできます。
次に都道府県を千葉県、フリーワードを「加曽利B」で検索してみました。57件が抽出されました。この抽出結果をダウンロード(TXTファイル)してExcelで表示すると次のようになります。
「千葉県-加曽利B」ダウンロード結果のExcel表示
フリーワードで土器形式を入力すると関連するC14年代が出てきますので、素人の私にとっては良い学習資料になりそうです。特定土器形式のC14年代(暦年較正)を統計的に処理すれば特定土器形式と暦年とのおおよそのイメージを持つことが出来ます。これまで土器形式と暦年との関係を詳しく示す資料に遭遇したことがなかったので、このデータベースを活用すれば縄文時代暦年のイメージをこれまで以上に詳しく持つことができますので、学習の質がレベルアップすると予感します。
なお注意事項には「本データベースはあくまで一次資料(発掘調査報告書)に辿り着くためのものである。」と書かれているとともに、研究目的で使う場合の注意事項が掲載されています。
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