2016.12.23記事「縄文時代遺跡 大膳野南貝塚の学習を開始」で縄文時代学習をはじめて本格的にスタートし、当初は「千葉県の歴史 考古4 (遺跡・遺構・遺物)」(千葉県発行)の貝塚の項の学習、その後大膳野南貝塚の学習を進めました。
大膳野南貝塚学習の方法に自分として初めて縄文時代遺跡にGIS学習を適用しました。
ところが、2017.08頃から西根遺跡出土物閲覧機会が生まれたり、西根遺跡に関する講演準備等の必要が生れ西根遺跡縄文時代の学習が大膳野南貝塚学習に割り込みました。
さらにその後奈良・平安時代学習(講演準備)や別の事情が割込み、大膳野南貝塚の学習再開が延び延びになってきてしまっています。
しかしようやく諸般の区切りがついたので、大膳野南貝塚学習再開をスタートすることにします。
都合よく2017.11.19記事「加曽利貝塚国特別史跡指定記念シンポジウム」のシンポジウムを聴講して縄文時代学習の意欲を高めることができています。
学習再開では自分レベルでは「かつてなく本格的系統的に」学習に取り組むつもりです。日々の連続記事作成アップを漫然と行うより、長大学習作業完遂を優先させて学習結果を出すこととします。
恐らく学術研究では行われないであろうような細密情報のGIS投入を行い、縄文時代情報新知見が得られるかどうか、学習作業を楽しむことにします。
学習作業は次のステップを踏むことにします。
1 過去1年間の縄文時代学習のおさらい
2 大膳野南貝塚後期集落柱穴分析再開(以降発掘調査報告書記載順学習)
なお、割り込んだ西根遺跡学習やシンポジウム学習から刺激を受けて、次のような学習用作業仮説を立案できるか、並行して検討することにしています。
学習用作業仮説として立案できるかどうか検討している項目
1 集積しているモノの意味
●貝塚…漁業に関わる縄文集落単位の収穫祭&送り場 大膳野南貝塚後期集落など
●土器塚…農業(堅果類採集、漆等)に関わる縄文集落単位の収穫祭&送り場 印旛沼南岸後期集落など
●土器集積…農業(堅果類採集、漆等)に関わる縄文広域集落群共通の収穫祭&送り場 西根遺跡(縄文時代後期)
●骨塚…狩猟に関わる縄文人集団の収穫祭&送り場 ?
2 モノ集積のきっかけとなるポイント
●貝塚…集落始祖の竪穴住居跡 大膳野南貝塚後期集落
●土器塚…?(土坑の廃絶跡) 印旛沼南岸後期集落など
●土器集積…廃絶ミナト 西根遺跡(縄文時代後期)
●骨塚…?(何かの廃絶跡) ?
縄文時代について(考古歴史すべてについて)知識があまりに不足していますので、図書や論文等からの情報収集にも貪欲になることにします。
またGIS操作にもより習熟して学習のためのパソコン操作抵抗感を限りなくゼロにしていきたいと思います。
花見川風景 2017.11.29
2017年11月29日水曜日
2017年6月14日水曜日
大膳野南貝塚 縄文時代後期 学習再開
大膳野南貝塚縄文時代後期集落の学習を再開します。
西根遺跡学習と併行して進める予定です。
大膳野南貝塚後期集落記事の最後は2017.05.08記事「後期集落竪穴住居の柱穴予察検討」ですから1か月以上中断してしまいました。
1か月以上「大膳野南貝塚データこねくり回し現場」から離れたので大膳野南貝塚関連思考回路が錆びついてしまいました。
そこで次のようなステップを踏みながら思考回路の錆をとりつつ、充実した学習を展開したいと思います。
1 竪穴住居柱穴分析の本格スタート
予察検討で分析パワー投入効果ありと直観できましたので、後期集落竪穴住居93軒の柱穴分析を行います。
分析といってもほとんどの作業はIllustratorにおける色塗り作業です。
全ての活動を中断してこの作業だけに熱中すれば数日以内にはできると思われる作業量ですが、そうもいかないので少しづつ作業を積み上げていくしかありません。
作業結果は次のようにGISにプロットして分布図の中の情報として捉えられるようにします。
柱穴分析結果のGISプロット
柱穴のうち発掘調査報告書で「説明の無い柱穴」を黄色で着色していますが、この中に竪穴住居廃絶後の祭祀で設置された祭壇(イナウ、ヌササン)跡が含まれてるのではないかと強く疑っています。
2 発掘調査報告書まとめの先行学習
1の作業と併行して発掘調査報告書の後期集落部分のまとめを先行的に学習します。学習結果はその都度記事にします。
発掘調査報告書後期集落のまとめ目次
自分の興味に忠実に1の作業だけを進めるのも一つの方法ですが、遺跡発掘結果の全体像を概観できるようにすることも大切であると気が付いたので、行う学習です。
この学習の中で、興味ある事象が浮かびあがりそうな効果的詳細分析項目を設定したいと考えています。
なお、土器について竪穴住居出土分だけそのまとめが無いようです。何故無いのか不思議ですし、まとめ統計情報を自分で簡易的にでも作成する必要がありそうです。
3 学習におけるGIS技術の向上
これまで竪穴住居のデータ(量や質に関するExcelデータ)を点データに紐づけてGIS上で利用してきましたが、今後は面データ(ポリゴン)に紐づけて利用できるようにしたいと考えています。
データベースを点データに紐づけした例(イメージ)
データベースを面データ(ポリゴン)に紐づけした例(イメージ)
西根遺跡学習と併行して進める予定です。
大膳野南貝塚後期集落記事の最後は2017.05.08記事「後期集落竪穴住居の柱穴予察検討」ですから1か月以上中断してしまいました。
1か月以上「大膳野南貝塚データこねくり回し現場」から離れたので大膳野南貝塚関連思考回路が錆びついてしまいました。
そこで次のようなステップを踏みながら思考回路の錆をとりつつ、充実した学習を展開したいと思います。
1 竪穴住居柱穴分析の本格スタート
予察検討で分析パワー投入効果ありと直観できましたので、後期集落竪穴住居93軒の柱穴分析を行います。
分析といってもほとんどの作業はIllustratorにおける色塗り作業です。
全ての活動を中断してこの作業だけに熱中すれば数日以内にはできると思われる作業量ですが、そうもいかないので少しづつ作業を積み上げていくしかありません。
作業結果は次のようにGISにプロットして分布図の中の情報として捉えられるようにします。
柱穴分析結果のGISプロット
柱穴のうち発掘調査報告書で「説明の無い柱穴」を黄色で着色していますが、この中に竪穴住居廃絶後の祭祀で設置された祭壇(イナウ、ヌササン)跡が含まれてるのではないかと強く疑っています。
2 発掘調査報告書まとめの先行学習
1の作業と併行して発掘調査報告書の後期集落部分のまとめを先行的に学習します。学習結果はその都度記事にします。
発掘調査報告書後期集落のまとめ目次
自分の興味に忠実に1の作業だけを進めるのも一つの方法ですが、遺跡発掘結果の全体像を概観できるようにすることも大切であると気が付いたので、行う学習です。
この学習の中で、興味ある事象が浮かびあがりそうな効果的詳細分析項目を設定したいと考えています。
なお、土器について竪穴住居出土分だけそのまとめが無いようです。何故無いのか不思議ですし、まとめ統計情報を自分で簡易的にでも作成する必要がありそうです。
3 学習におけるGIS技術の向上
これまで竪穴住居のデータ(量や質に関するExcelデータ)を点データに紐づけてGIS上で利用してきましたが、今後は面データ(ポリゴン)に紐づけて利用できるようにしたいと考えています。
データベースを点データに紐づけした例(イメージ)
データベースを面データ(ポリゴン)に紐づけした例(イメージ)
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