縄文土器学習 614
八千代市立郷土博物館2021年度企画展「印旛沼南西岸の縄文文化~やちよの縄文~」で観察した縄文早期前葉土偶が気になっていたのですが、思い切って3Dモデルを作成してみました。
1 縄文早期前葉土偶(八千代市上谷遺跡)2点 観察記録3Dモデル
縄文早期前葉土偶(八千代市上谷遺跡)2点 観察記録3Dモデル撮影場所:八千代市立郷土博物館2021年度企画展「印旛沼南西岸の縄文文化~やちよの縄文~」
撮影月日:2021.05.13
ガラスショーケース越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.019 processing 39 images
展示の様子
3Dモデルの動画
2 メモ
次の実測図に表現されているように、右土偶には深い穿孔があります。
土偶2点の実測図
上谷遺跡発掘調査報告書第5分冊より引用
この穿孔に細い棒を差し込み、棒で逆三角の土偶を使ったと想像します。
逆三角には乳房などを想起させるような意匠はありません。
とりあえず、この土偶に対する自分の興味を深めるために、次のような超妄想(着せ替え人形仮説)をメモしておきます。
…………………
この土偶は女性の上半身である。
下から棒をさし込み、棒を持ったり、棒を固定して楽しんだ(祈った)。
硬い土製上半身に、植物と泥などを素材とするカラフルで粘性のある粘土状物質で好みの乳房、好みの手足、好みの頭などを造形した。
あるいは花や鳥羽を貼り付けて、飾った。
しばらく楽しんだ(祈った)後、土偶に貼り付けた全てを取り去り、別の造形を貼り付けて楽しんだ(祈った)。
つまり、この土偶は着せ替え人形として使われた。
…………………
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