A 3D model of terrain was generated from a 1:20,000 French-style colored map (surveyed in 1882)
Using the v.surf.rst tool (a GRASS plugin for QGIS), a 3D model of terrain was generated from the contours of a 1:20,000 French-style colored map (surveyed in 1882). The terrain observed by government surveyors around the time of the Satsuma Rebellion can be re-observed in 3D, giving the feeling of traveling in the past. The location of the 3D model is the site of the Inbanuma moat construction site.
v.surf.rstツール(QGISのGRASSプラグイン)で、迅速2万分1フランス式彩色地図(1882年測量)の等高線から地形3Dモデルを生成しました。西南戦争頃の政府軍測量兵が観察した地形を3Dモデルで再観察できるのですから、過去に旅行したような感覚になります。3Dモデルの場所は印旛沼堀割普請跡です。
1 印旛沼堀割普請跡の地形3Dモデル
印旛沼堀割普請跡の地形3Dモデル場所:千葉市花見川区横戸町付近
作成方法:迅速2万分1フランス式彩色地図(1882年測量)等高線から3Dモデル作成(QGIS、GRASSプラグインv.surf.rst)
等高線間隔:5m(標高10m~25m)
垂直比:×10
3DF Zephyr v7.531でアップロード
3Dモデルの画像
3Dモデルの動画
2 メモ
v.surf.rstツール(QGISのGRASSプラグイン)で、迅速2万分1フランス式彩色地図(1882年測量)の等高線から地形3Dモデルを生成しました。
3Dモデル作成は次の図郭の一部です。
「千葉県下総国印幡郡上志津村及千葉郡横戸村」(日本地図センター発行復刻版)
西南戦争頃の政府軍測量兵が観察して理解した地形が等高線として記述されました。その等高線から地形3Dモデルができて、140年ぶりに自分がそれを再観察しました。私は見知らぬ測量兵の方々が地形を理解したその理解そのものを体感的に知ることができるのですから、過去に旅行したような感覚になります。
過去地形を復元するということと離れて、過去の人が地形を理解したその理解そのものを体感できる点に3Dモデル作成の意義を感じます。
迅速2万分1フランス式彩色地図(1882年測量)という文化財を高度に楽しむ方法の一つとして、その3Dモデル化があることに気が付きました。
3Dモデルの場所は印旛沼堀割普請跡です。
3 参考
迅速2万分1フランス式彩色地図(1882年測量)の場所
現代の地図
1882年当時、台地を掘削した印旛沼堀割普請の跡は一部がため池として利用されています。勝田川(新川)は北方向の印旛沼に流れています。
現代は、勝田川は印旛沼堀割普請跡を利用した花見川に合流して東京湾に流れています。
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