2025年4月9日水曜日

技術メモ 点群から1つのオブジェクトを生成する方法

 Technical Note: How to generate an object from a point cloud


I have confirmed five methods to convert the distribution shape of a point cloud (a group of objects) in Blender3D space into a single object.


Blender3D空間における点群(オブジェクト群)の分布形状を1つのオブジェクトに変換生成する方法を5つ確かめました。

1 元データ


元データ

CUBEが分布する例です。

2 凸包


凸包

CUBE分布の殻を生成します。内部構造は見えなくなります。

3 ポイントクラウドの拡大


ポイントクラウドの拡大

内部構造が見えますが、点群ボリュームが連結するまで拡大するので、分布実体より肥大化します。

4 CUBEの拡大


CUBEの拡大

元データを拡大したもので、内部構造が見えますが、分布実体より肥大化します。

5 バウンディングスフェア


バウンディングスフェア

分布形状を内包する最小球です。

6 バウンディングボックス


バウンディングボックス

分布形状を内包する最小直方体です。

7 メモ

バウンディングスフェア以外はBlenderのgeometry nodesで数個のnodeを連結することで生成しています。

geometry nodesで作業することにより、元データに対して非破壊的です。

バウンディングスフェアは専用nodeがないのでPythonで生成しています。

上記以外にもメタボールを使った方法などがあります。

3D空間で遺物密度の分級を行った際、高密度分布域を強調して表現したい場合などに、この技術を利用します。


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