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2024年2月20日火曜日

中峠類型(066)(東金市羽戸遺跡)観察記録3Dモデル

 Nakabyo type pottery (066) (Togane City,Hado Site) Observation record 3D model


I created an Observation record 3D model of Nakabyo type pottery (066) , which is on display at the Kasori Shell Mound Museum special exhibition "That's also E... Sotobo Area Edition".

The handle of this pottery has a shape unique to the Atamadai style, but it is interesting because it has a spiral design instead of a hollow round hole.


加曽利貝塚博物館企画展「あれもE... 外房地域編」で展示されている中峠類型(066)の観察記録3Dモデルを作成しました。

この土器の把手は阿玉台式特有の形ですが、中空丸穴の代わりに渦巻施文となっていておもしろいです。

1 中峠類型(066)(東金市羽戸遺跡)観察記録3Dモデル

中峠類型(066)(東金市羽戸遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和5年度企画展「あれもEこれもE加曽利E式土器 -外房地域編-」

撮影月日:2024.01.20


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v7.517 processing 137 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 メモ

展示説明

「066の土器は、幅の狭い口縁部文様帯と刺突文からなる中峠類型の文様構成がみられますが、口縁部の平らな山形把手とそれを覆う縄文は阿玉台式の要素が、胴部の渦巻文の配置には大木8a式の要素がみられます。」


2023年12月31日日曜日

中峠類型(014)(東庄町神代夏方遺跡) 観察記録3Dモデル

 Nakabyo type pottery (014) (Tonosho Town,Jindainatsukata Site ) Observation record 3D model


I created a Observation record 3D model of Nakabyo type pottery (014), which is on display at the Kasori Shell Mound Museum special exhibition "That's also E... Sotobo Area Edition". 

The handle is two twin ring (twin eyes) in opposite directions. I imagine that the twin ring (twin eyes) are a feminine icon.


加曽利貝塚博物館企画展「あれもE... 外房地域編」で展示されている中峠類型(014)の観察記録3Dモデルを作成しました。把手は逆方向2段の双環(双眼)です。双環(双眼)は煎じ詰めれば女性のアイコンと妄想。

1 中峠類型(014)(東庄町神代夏方遺跡) 観察記録3Dモデル

中峠類型(014)(東庄町神代夏方遺跡) 観察記録3Dモデル

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和5年度企画展「あれもEこれもE加曽利E式土器 -外房地域編-」

撮影月日:2023.12.19


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v7.511 processing 128 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 展示説明

014土器は、口縁部の連結した渦巻は大木式、集合沈線は勝坂式と共通しますが2段の穴をもつ特徴的な把手を持ちます。

南東北で火焔土器を母体に成立する浄法寺類型の影響がみられます。

4 感想(妄想)

2段の双環(双眼)は器としての土器に対する向きが逆になっています。

双環(双眼)の意味は穴を出入りするモノの関係を表現しているものと想像します。

穴とは産道出口を、双環(双眼)とは赤ん坊が出てくる出口と赤ん坊の素が入る入口を象徴しているものと想像します。

器としての土器は子宮のアナロジーとして考えられていたと想像します。

双環(双眼)は女性の妊娠・出産機能を象徴しているので、煎じ詰めれば、女性そのもののアイコンであったと想像します。


穴と双環(双眼)


穴と双環(双眼)

2023年12月28日木曜日

中峠類型等3点 展示状況素3Dモデル

 3 items including Nakabyo type 3D model of exhibition situation


I created 3D models of the exhibition situation of three items, including the Nakabyo type, which is on display at the Kasori Shell Mound Museum special exhibition "That's also E... Sotobo Area Edition". These pottery were created by the local Katsusaka V style and others influenced by the Daigi 8a style that moved south.


加曽利貝塚博物館企画展「あれもE... 外房地域編」で展示されている中峠類型等3点の展示状況素3Dモデルを作成しました。これらの土器は勝坂Ⅴ式などが南下する大木8a式の影響を受けて生成したものです。


1 中峠類型等3点 展示状況素3Dモデル

中峠類型等3点 展示状況素3Dモデル

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和5年度企画展「あれもEこれもE加曽利E式土器 -外房地域編-」

撮影月日:2023.12.19


展示の様子

展示土器のキャプション

055 変容した勝坂式土器(横芝光町東長山野遺跡)

014 中峠類型(東庄町神代夏方遺跡)

016 加曽利EⅠ式土器(東庄町神代夏方遺跡)

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v7.511 processing 128 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 展示説明


揺籃期の土器群

「「揺籃期の土器群」は、ここでは中期中葉末の阿玉台Ⅳ式と勝坂Ⅴ式。南下する大木8a式とこれを受けて生成する中峠類型などの多様な土器。そして、この時期に成立する加曽利EⅠ式古段階の土器のことを指します。

揺籃期の土器群は、交錯・融合し多様な折衷土器を産み、その中で一定のまとまりを持つ一群が「類型」として抽出されています。」