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2024年2月16日金曜日

加曽利EⅠ式土器(017)(東庄町神代夏方遺跡)観察記録3Dモデル

 Kasori EI style pottery (017) (Tonosho Town,Jindainatukata Site) Observation record 3D model


I created an Observation record 3D model of Kasori EI style pottery (017), which is on display at the Kasori Shell Mound Museum special exhibition "That's also E... Sotobo Area Edition".

The barbed S-shaped spiral pattern placed three-dimensionally on the rim of the mouth has a strong visual impact. This is the influence of Dagi 8b style.


加曽利貝塚博物館企画展「あれもE... 外房地域編」で展示されている加曽利EⅠ式土器(017)の観察記録3Dモデルを作成しました。

口縁部に立体的に配置された有棘S字渦巻文の視覚的インパクトが強いです。大木8b式の影響です。

1 加曽利EⅠ式土器(017)(東庄町神代夏方遺跡)観察記録3Dモデル

加曽利EⅠ式土器(017)(東庄町神代夏方遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和5年度企画展「あれもEこれもE加曽利E式土器 -外房地域編-」

撮影月日:2024.01.20


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v7.511 processing 143 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 メモ

口縁部に立体的に配置された有棘S字渦巻文の視覚的インパクトが強いです。大木8b式の影響です。

3つの有棘S字渦巻文のうち、2つの「有棘」先端を観察できますが、一つは「棘」先端が欠けたような表現になっています。縄文人は全く同じ文様を配置するのではなく、文様を少しだけ変化させて配置したのだと想像します。「韻を踏む」ような感覚で口縁部文様を配置していたように想像します。


「韻を踏む」ように感じた文様変化


2023年12月31日日曜日

中峠類型(014)(東庄町神代夏方遺跡) 観察記録3Dモデル

 Nakabyo type pottery (014) (Tonosho Town,Jindainatsukata Site ) Observation record 3D model


I created a Observation record 3D model of Nakabyo type pottery (014), which is on display at the Kasori Shell Mound Museum special exhibition "That's also E... Sotobo Area Edition". 

The handle is two twin ring (twin eyes) in opposite directions. I imagine that the twin ring (twin eyes) are a feminine icon.


加曽利貝塚博物館企画展「あれもE... 外房地域編」で展示されている中峠類型(014)の観察記録3Dモデルを作成しました。把手は逆方向2段の双環(双眼)です。双環(双眼)は煎じ詰めれば女性のアイコンと妄想。

1 中峠類型(014)(東庄町神代夏方遺跡) 観察記録3Dモデル

中峠類型(014)(東庄町神代夏方遺跡) 観察記録3Dモデル

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和5年度企画展「あれもEこれもE加曽利E式土器 -外房地域編-」

撮影月日:2023.12.19


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v7.511 processing 128 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 展示説明

014土器は、口縁部の連結した渦巻は大木式、集合沈線は勝坂式と共通しますが2段の穴をもつ特徴的な把手を持ちます。

南東北で火焔土器を母体に成立する浄法寺類型の影響がみられます。

4 感想(妄想)

2段の双環(双眼)は器としての土器に対する向きが逆になっています。

双環(双眼)の意味は穴を出入りするモノの関係を表現しているものと想像します。

穴とは産道出口を、双環(双眼)とは赤ん坊が出てくる出口と赤ん坊の素が入る入口を象徴しているものと想像します。

器としての土器は子宮のアナロジーとして考えられていたと想像します。

双環(双眼)は女性の妊娠・出産機能を象徴しているので、煎じ詰めれば、女性そのもののアイコンであったと想像します。


穴と双環(双眼)


穴と双環(双眼)