約2万ある千葉県遺跡を立地「低地」、時代「縄文」で検索してみました。170件(暫定)の遺跡が抽出されました。特徴ある遺跡ばかりで、海浜の漁獲物製品化作業場遺跡、丸木舟が出土するミナト遺跡、破壊土器が集中する祭祀遺跡、狩場近くの動物解体遺跡、墓域を含む遺跡などがふくまれています。
検索をより緻密にすれば(例 微高地、平地などの検索も行い沖積地や水辺の縄文遺跡を見つける)より多くの低地遺跡を見つけることができそうです。
低地の縄文遺跡を学習することによって縄文社会の様子をより立体的に捉えられることは確実です。
低地の縄文遺跡については数も悉皆的に扱える範囲になりますから、全ての文献等(発掘調査報告書等)を閲覧して知識を増やすプロジェクトをいつか立ち上げたいと思います。
なお、因みに立地「低地」時代「旧石器」で検索したところ5件の遺跡が検出されました。詳しく吟味する必要がありますが、低地から旧石器ブロックが出土している遺跡が含まれていることは確実であり、どうしてそのような状況が生まれるのか、海進・海退や地殻変動の影響などの要因も含めて興味がつのります。
花見川風景
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