2025年11月1日土曜日

2025年10月ブログ活動のふりかえり

 A look back at October 2025 blog activities


I'm reviewing the activities of the blog "Walking the Hanami River Basin" in October 2025.

In October, I spent the entire month plotting 3D coordinate data of artifacts from the shell layer on the northern slope of the Ariyoshikita Shell Mound in a Blender 3D viewport, creating 3D models of the distribution of most artifact species, and finally compiling them into a slideshow.


ブログ「花見川流域を歩く」の2025年10月活動をふりかえりました。

10月は有吉北貝塚北斜面貝層の遺物3D座標データをBlender3Dビューポートにプロットする作業に明け暮れ、ほとんどの遺物種分布3Dモデルを作成し、最後にスライドショーでまとめました。

1 ブログ「花見川流域を歩く」

・2025年10月の記事数は21です。

・9月に作業が完了した有吉北貝塚北斜面貝層遺物3D座標読取結果を利用して、10月は試行的作業として、遺物種毎に分布をBlender3Dビューポートにプロットして3D分布資料を作成しました。ほとんどの遺物種分布3Dモデルを作成し、最後にスライドショーとしてまとめました。

・ブログ来訪者の国が100ヵ国を越え、感謝の記事を書きました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」

・早朝散歩記事2編を書きました。

3 2025年10月活動の特徴

・遺物種別分布3Dモデルを作成する中で、11月から展開する統計分析の準備活動を行いました。その一つとして土器口縁部、底部、把手データについて最近隣距離分析を行いました。結果として、3D分布図を総観的に見る限り気が付きませんが、把手は口縁部と底部と最近隣距離が長いことが判明し、把手と口縁部・底部は分布特性が違うという結論(統計的結論)を得ることができました。この作業は今後の統計分析作業に光明をもたらすものです。

(土器の大半を占める加曽利EⅡ式土器では把手はほとんどありません。一方中峠式や加曽利EⅠ式土器では把手のある土器が含まれます。この状況から、把手の投棄時期と口縁部・底部の平均的投棄時期がずれていることが推定できて、土器3D分布分析の一つの視点を確認できました。)

4 2025年11月活動の展望

・11月の1カ月限定で、遺物種別分布の類縁性を浮かび上がらせるための統計分析を集中的に試行することにします。この活動は遺物種分布類縁性把握が目的ですが、3D空間統計分析手法の初歩からの習熟を兼ねるものです。

・12月からの取組みは貝層データベース作成分析をイメージしています。


2025年10月 Sketchfabに投稿した3Dモデル


2025年10月 YouTubeに投稿した動画


2025年10月 ブログ「花見川流域を歩く」投稿記事に掲載した画像