縄文土器学習 255
匝瑳市立のさか図書館展示室を観覧させていただきました。
古代の展示物がメインですが縄文時代遺物として縄文土器7点、石棒1点、木製弓1点が展示されています。
匝瑳市立のさか図書館展示室の様子
展示物の観察と3Dモデル作成用撮影をさせていただきました。
特に縄文後期浅鉢(宮田下泥炭遺跡)はテーブルの上に置いていただけたので全周撮影ができました。
縄文後期浅鉢(宮田下泥炭遺跡)
またショーケースのガラス扉を開けていただいて撮影をすることができました。
石棒と木製弓
加曽利B式台付鉢
加曽利E式深鉢
今後撮影した遺物の3Dモデルを作成して土器学習を深めることにします。
同時に、匝瑳市域は泥炭が発達していて縄文木製品が多出しています。縄文木製品の学習をする上で特別重要な地域です。
2019.06.09記事「異なる2遺跡から出土した棒状木製品の意匠近似性」
さらに匝瑳市域は列島で最大の丸木舟出土地帯で、その時期は縄文後晩期に集中します。この地域が縄文時代から弥生時代への移行で千葉県において特別重要な地域であると想定していますので、学習の興味が深まります。
2019.07.16記事「荒海式等縄文晩期最後期の遺跡密集地」
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