2024年1月18日木曜日

38年前遺物台帳(63000遺物)電子化日誌(2024.01.18)

 38 years ago relics ledger (63000 relics) Digitized diary (2024.01.18)


I have begun work on digitizing the 38 years ago relics ledger (Ariyoshi Kita Shell Mound north slope shell layer, 63,000 relics). Input speed has increased with the introduction of blind touch on the numeric keypad. I got the impression that there were places in the input where pottery fragments, stone tools, and hanging decorations were distributed in clusters.


38年前遺物台帳(有吉北貝塚北斜面貝層、63000遺物)の電子化作業を進めています。テンキーのブラインドタッチ導入により、入力高速化が進みました。入力の中で土器片や石器や垂飾がかたまって分布している場所があるような印象を持ちました。

1 38年前遺物台帳(有吉北貝塚北斜面貝層、63000遺物)の電子化作業の工夫

テンキーブラインドタッチを導入しました。初日に直ぐにブラインドタッチが実現し、2日目には入力効率化が実現し、3日目にはこれまでにはない入力高速化を実感できるようになりました。なお、キーボードを使いやすいものに取り替えました。

2 電子化作業進捗状況


遺物台帳電子化済区域 2024.01.18


遺物台帳電子化割合 2024.01.18

週(3日間)に2500件入力→毎月10000件入力→半年で全部入力のペースは確立できそうです。

3 電子化済区域の種別遺物数


電子化済区域の種別遺物数 2024.01.18

参考までに電子化済区域の種別遺物数は上記のようになります。骨等が圧倒的に多く、次いで土器片等、石器等、貝製品等の順番になります。

遺物種分けは便宜的なものです。

土器片等…土器片、朱塗土器、土器片一括、土錘、土製品等(土器片2次加工物も含んでいます)

石器等…石斧、黒曜石、石鏃、石錘、フレーク、フレーク一括、石、礫等(加工品以外も含んでいます)

骨等…骨、顎骨、鹿骨、骨一括、歯、骨歯牙製品等(獣骨と人骨の双方を含みます)

貝…貝刃、すり貝、貝製品、貝サンプル等(貝サンプルが遺物として含まれています)

その他…灰、スミ、木、フン石等

(なお、一部メッシュでのみ陸貝を遺物としてとり扱っていて、全体の平仄がとれていないようなので、今回の集計では陸貝を除外しています。)

4 電子化作業で受けた印象

遺物台帳配列から、土器片や石器や垂飾がかたまって分布しているような印象を持つ場所がかなりあります。実際の3D空間における分布がどうなっているのか、将来の分析が楽しみです。

遺物台帳配列から、骨だけが連続して分布しているような印象を受ける場所が多く存在します。骨の3D空間における粗密分布がどうなっているのか、将来の分析が楽しみです。発掘調査報告書掲載情報を加えると、最終的には獣骨3D分布図と散乱人骨3D分布図ができそうなので、その作成評価も将来の楽しみです。


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