鉄道連隊の花見川架橋作業の紹介 追補
鉄道連隊が敷設した軽便鉄道軌道と普通鉄道軌道(広軌と狭軌に対応する3本軌条)が同じ敷地に併設されている珍しい写真を見つけたので紹介します。
特別騎兵演習(昭和10年)
出典:「目で見る習志野・八千代の100年」郷土出版社
(写真掲載許可済み)
出典書籍では次のような写真説明を行っています。
「昭和10年頃には戦車が幅を利かせ、騎馬は少しずつ縮小されていた。これはその過渡期にあたる珍しい場面である。写真の場所は北習志野のようである。津田沼から松戸までの演習線のどこかである。左側の線路は軌条が3本あるが広軌と狭軌の二種の機関車に対応するものである。右側は軽便鉄道の軌道である。」
鉄道連隊の花見川の柏井架橋は、当初は軽便鉄道で演習実施され、後に普通鉄道で演習実施されましたが、この写真から、軌道の幅を直感的に知ることができます。
大陸での鉄道建設のために、広軌による鉄道敷設演習が行われていたことが写真で確認できます。
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なお、鉄道から離れて「特別騎兵演習」に視点を移すと、家畜を戦争の道具にしていた時代から機械による戦争に移行している様がよくわかります。
私の父は大久保の騎兵連隊にいて騎兵訓練を受けていたので、万が一この写真の騎兵の一人として私の父が写っているかもしれません。
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