2016年11月30日水曜日

地名学習 6年間のふりかえり

6年間の趣味活動(ブログ活動)のふりかえりを行っています。

2016.11.19記事「ブログ花見川流域を歩く 6年間のふりかえり」参照

この記事では地名学習をふりかえります。

6年間の主な学習テーマ(対象)を時間順にならべてみました。

表の上が最近、下が最初です。

地名学習の主なテーマ



●これまでの学習で、花見川付近の個別地名の由来を考える中で古代起源の地名が多いことに気が付きました。

●角川千葉県地名大辞典付録小字リストを電子化してデータベースとして利用できるようになりました。

この結果、自分の地名学習が大いに深まりつつあります。

データを集めることに多大なエネルギーを使うのではなく、思考にエネルギーを使えるので、活動が効率的になりました。

●縄文・アイヌ・蝦夷(俘囚)関連地名に興味を深めています。

地名からみて古代房総には縄文人末裔と俘囚(蝦夷)の集落が存在していたと考えます。

そのような地名情報を遺跡発掘情報の中で確認することが自分の密かな大テーマとなっています。

以下は2016.06.02記事「千葉県のアイヌ語地名「メナ」」で掲載した図面です。

メナの分布

アイヌ語地名 小字「メナ」の分布

東北地方のナイ、ペツ地名の分布
瀬川拓郎(2016):「アイヌと縄文-もうひとつの日本の歴史-」(ちくま新書)から引用
(ナイ、ペツを使った集団とメナを使った集団が同じならば、房総に飛地的にその集団が残された可能性があります。)

このような図面から、縄文人末裔集落が古代房総に存在していたと仮説していて、古代学習に興味がそそられる要因の一つになっています。


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