3D spatial arrangement of outdoor plaster furnace measurement drawing
I am starting to create a 3D model of an outdoor plaster furnace in the late Jomon period at the Daizenno Minami Shell Mound. First, a model was created by placing the actual survey drawings in 3D space. The interest in this remains deepens even by simply arranging the actual survey map in 3D space.
大膳野南貝塚の縄文後期屋外漆喰炉の3Dモデル作成に着手しています。最初に実測図を3D空間に配置しました。3Dモデル作成以前のこの資料をみただけでも、この遺構に対する興味が深まります。同じ実測図情報でも、紙平面に印刷されたものより、3D空間に配置されたものの方がより判りやすく、理解が進み、従って新たな疑問と興味が湧きます。
1 大膳野南貝塚1号屋外漆喰炉 実測図3D空間配置モデル
大膳野南貝塚1号屋外漆喰炉 実測図3D空間配置モデル大膳野南貝塚発掘調査報告書から引用・塗色
モデルの様子
モデルの動画
2 屋外漆喰炉基底面3Dモデルの検討
屋外漆喰炉基底面3Dモデルの試作の様子
屋外漆喰炉基底面3Dモデルを試作して検討しています。次のような問題の解決策を考えながら、試行錯誤を続けています。
・基底面は断面図情報から等高線を描くと、深い場所が2つある複雑な地形をしています。1回のBsurfaces作業では地形を生成できないので、次の方法を比較検討して成績のよいものを選ぶ必要があります。
ア 分割して作業をして、出来た2つの地形をブーリアン機能で結合する。
イ 地形の一部をプロポーショナル編集やメッシュ移動手作業で生成する。
・最初の作業では基準から-30㎝、-35㎝、-40㎝の等高線を描き作業しましたが、これではモデル造形には不足するようです。もう少し等高線を増やす必要があるようです。
・垂直水平を同じ縮尺で作業していますが、作業途中では水平に対する垂直比率を大きくして作業を容易にすることも必要かもしれません。
3 感想
「実測図から対象物の3Dモデルを作成する」という技術的問題意識から、屋外漆喰炉の3Dモデル作成作業を進めています。一方、この作業の中で、屋外漆喰炉が遺跡のどのような場所に在って、周辺にある竪穴住居はどのようになっているかなど過去に学習を深めた考古問題意識も急速に復活しています。遺跡全体や屋外漆喰炉周辺の様子もいつか説明訴求力のある3Dモデルにしてみたいと思います。
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