3D model of observation record of Horinouchi-style pottery (Chiba city,Kasori shell mounds)
I created a 3D model of the observation record of Horinouchi-style pottery (Chiba city,Kasori shell mounds) that is exhibited at the Kasori Shell Mound Museum's 2023 excavation survey report exhibition. I enjoyed observing the 3D model, imagining that the wave pattern on the body represents a spiral and the protrusion on the rim represents the tip.
加曽利貝塚博物館の令和5年度発掘調査速報展に展示されている堀之内式土器(千葉市加曽利貝塚)の観察記録3Dモデルを作成しました。胴部の波模様が渦巻を、口縁部突起がその先端を表現していると想像して、3Dモデル観察を楽しみました。
1 堀之内式土器(千葉市加曽利貝塚)観察記録3Dモデル
堀之内式土器(千葉市加曽利貝塚)観察記録3Dモデル縄文時代後期中葉
北貝塚第1次調査区Ⅰ区出土
撮影場所:加曽利貝塚博物館令和5年度発掘調査速報展
撮影月日:2024.05.28
展示の様子
ガラス面越し撮影
3DF Zephyr v7.529 processing 92 images
3Dモデル画像
3Dモデル動画
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkによる展開
3 メモ
3Dモデルで口縁部の突起(把手)をよく見ると正三角形ではなく、しかもねじれているような印象を受ける造作になっています。3つの突起は何れも崩れた三角形でねじれを感じさせます。
突起(正面からオルソ投影)
突起(上から)
この突起から受ける印象をキッカケに、土器文様全体を総合的にみると、胴部波模様が渦巻(らせん)を表現していて、その先端(最上部)が突起であるとの想像を持つに至りました。
渦巻を表現している(想像)
もしこの想像が当たっているとすれば、加曽利E式土器でシンボルとして盛んに使われた渦巻が、後の堀之内式土器でも表現形式を変えて使われていたかもしれないことになり、面白い土器学習テーマとなります。
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