Distribution of Pottery Fragments in Section 2 of the Shell Layer on the North Slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound
In my previous article, I inferred that most of the shell layers in Section 2 of the Shell Layer on the North Slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound are the result of secondary deposition by high-concentration flows. Therefore, to observe the nature of secondary deposition, I created a distribution map of all pottery fragments within a ±0.5m width from the section.
有吉北貝塚北斜面貝層第2断面のほとんどの貝層が高濃度流による二次堆積の結果であることが、前記事で推察できました。二次堆積の様子を観察するために、断面から±0.5m幅のブロックの全土器片の分布図を作成しました。
1 第2断面発掘時撮影写真
第2断面発掘時撮影写真(発掘調査報告書から引用、Photoshopによりカラー化)
第2断面発掘時撮影写真(拡大)(発掘調査報告書から引用、Photoshopによりカラー化)
2 第2断面 土器分布図
2-1 型式別土器情報分布図
型式別土器情報分布図
型式別土器情報が判明していて、かつ3D座標が取得できたデータです。発掘調査報告書掲載グラフからもとめたデータであり、発掘原票(遺物台帳など)によるデータではありません。
2-2 全土器片分布図
全土器片分布図
断面から±0.5m幅ブロック内の全土器片分布を2-1図にオーバーレイしました。
2-3 全土器片分布ヒートマップ
全土器片分布ヒートマップ
全土器片分布図から作成したヒートマップを2-2図にオーバーレイしました。ヒートマップは色が濃いほど土器片が密集している様子を表現しています。
2-4 全土器片分布ヒートマップ(セクション図オーバーレイ)
全土器片分布ヒートマップ(セクション図オーバーレイ)
2-3図をセクション図にオーバーレイしたものです。
2-5 全土器片分布ヒートマップ(発掘調査報告書掲載貝層区分図オーバーレイ)
全土器片分布ヒートマップ(発掘調査報告書掲載貝層区分図オーバーレイ)
3 参考 3D空間における土器分布と第2断面
3D空間における土器分布(型式別土器情報)と第2断面(Blender画面)
3D空間における土器分布(全土器片)と第2断面(Blender画面)
4 メモ
2-5図から貝層区分図中のピンク域(ハマグリ純貝層)と土器片密集域(青が濃い域)が対応するように観察できます。詳しくはより分析的な計測を後日行います。
ピンク域とヒートマップ密集域(青域)が重なることを、高濃度流で貝殻や投棄物が運ばれる際にモノの大きさによるソートが行われる現象として捉えることが可能です。つまり、高濃度流の堆積物としての貝層を捉えると、純貝層→混土貝層→混貝土層の順に構成貝殻の大きさは小さくなり、一緒に運ばれる土器の量は少なくなると想定します。1波の高濃度流の縦断を考えると、先頭部(斜面下部)では純貝層で土器が多く、尾部(斜面上部)では混貝土層で土器は少ないと想定します。
第二断面のピンク域(ハマグリ純貝層)の周辺は土器のみならず、別の遺物の出土も多くなっていますが、これは高濃度流の先頭部の状況が表現されていると想定します。









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