2011年3月9日水曜日

花見川中流紀行 18河川争奪に関する先行記述 追伸

前の記事で、白鳥孝治「印旛沼落堀難工事現場の地理地質的特徴」(印旛沼-自然と文化-第5号、1998.11)という文献に花見川河川争奪の記載があることを紹介しました。
この記事アップの後、街の書店をふらついていると、白鳥孝治「生きている印旛沼-民俗と自然-」(崙書房、2000円)という本を書棚に見かけ、早速購入しました。
この本で白鳥孝治氏のプロフィールを始めて知りました。千葉県公害研究所長、千葉県環境部技監まで務め、その後環境分野で大活躍されている大御所の方でした。
白鳥孝治「生きている印旛沼-民俗と自然-」(崙書房)は印旛沼の自然と文化を理解するに格好のテキストであると感じ、今熱心に読んでいます。
花見川流域は印旛沼流域から「仲間はずれ」にされた高津川と勝田川流域をメインにする流域です。印旛沼についてはいろいろな社会的注目があるのに、花見川流域はいわば「見捨てられている」と感じる天邪鬼な私は、無意識に印旛沼流域の書籍を避けてきたようなところがありますが、この本を読み出して、印旛沼流域トータルに興味が湧きだしました。自分の狭量に気づきました。

さて、この本には白鳥孝治「印旛沼落堀難工事現場の地理地質的特徴」(印旛沼-自然と文化-第5号、1998.11)の内容が収録されているのですが、河川争奪に関する記述だけは収録されていませんでした。何かの機会があればその理由をおうかがいしたいと思っています。

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