花見川流域の小崖地形 その51
2013.10.31記事「2つの隆起軸の影響圏」までの検討で、柏井検討面と柏井小崖(柏井断層)・花島検討面と花島小崖(花島断層)・犢橋検討面と犢橋小崖(犢橋断層)・長沼検討面の東端が四街道検討面に遮られて、途切れている状況を述べてきました。
柏井検討面・花島検討面・犢橋検討面・長沼検討面と四街道検討面は異なる様式の地殻運動で変形したものであると考えています。
再掲 二つの隆起帯のおおよその影響圏と検討面
さて、柏井検討面・花島検討面・犢橋検討面との境界付近の四街道検討面に不思議な地形を発見しましたので、検討します。
柏井検討面・花島検討面・犢橋検討面・長沼検討面と四街道検討面の(これまで誰からも注目されることがなかった)隠された関係を白日の下に暴き出す証拠になる地形ではないかと予感しつつ、検討に入ります。
次に発見した不思議な地形付近の範囲を図示した地形段彩図をパラパラ漫画風に掲載します。
24m図示
25m図示
26m図示
27m図示
28m以上図示
30m以上図示
地形段彩図
参考 標準地図
電子国土ポータルによる
以上のパラパラ漫画を見ていただいてわかっていただけたと思いますが、湾曲する宇那谷川筋(長沼池付近)と並行して東の台地上に同じように湾曲してつながる古い谷津地形を見つけることができます。水系上は宇那谷川の支川で分断されていますが、地形だけが残っています。
図示すると次のようになります。
湾曲して分布する宇那谷川筋と同じように湾曲して分布する谷津地形
宇那谷川筋とこの新発見谷津の東に凸の湾曲が重大な意味を持っていると予感されるので、引き続き検討します。
つづく
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