2014年7月27日日曜日

最近記事のふりかえり

シリーズ 花見川地峡成立の自然史 -仮説的検討- 
第4部 下総台地形成に遡る その21

「第4部 下総台地形成に遡る」記事連載をふりかえります。
「第4部 下総台地形成に遡る」では次の3点について検討したいと考え、6月末以降、記事を重ねてきています。

●「第4部 下総台地形成に遡る」で検討したい事柄
ア 下総上位面が離水した当時の海岸地形を知る
イ 広域的な地殻変動の傾向と原因等について知る
ウ 局所的特徴的変動地形について整理分類してその成因や時期について知る

「ア 下総上位面が離水した当時の海岸地形を知る」については、検討結果を次の記事にしています。
2014.06.28記事「下末吉海進期バリアー島の学習 その1」~2014.07.05記事「下末吉海進期バリアー島の学習 その6

「イ 広域的な地殻変動の傾向と原因等について知る」については、検討結果を次の記事にしています。
2014.07.07記事「下総台地の広域的地殻変動の学習 その1
2014.07.08記事「下総台地の広域的地殻変動の学習 その2

「ウ 局所的特徴的変動地形について整理分類してその成因や時期について知る」については次の記事に局所的特徴的変動地形のリストを掲げ、その検討を逐一記事にすることとして、スタートしました。
2014.07.10記事「下総台地の局所的特徴的変動地形

最初に小崖地形の検討を次の記事で行いました。
2014.07.11記事「小崖地形(断層地形) その1」~2014.07.13記事「小崖地形(断層地形) その3

この検討の中で、小崖地形の東端が宇那谷川(長沼池)を超えて四街道の方に延伸していることに気がつきました。
この新発見に関連した検討を次の記事にしています。
2014.07.14記事「柏井小崖(柏井断層)がレーキ形成小崖であることに気がつく
2014.07.15記事「柏井小崖(柏井断層)と和良比レーキ等をつなぐ証拠
2014.07.16記事「四街道市付近の谷中分水界列
2014.07.17記事「新発見 小深川谷津は化石谷津である
2014.07.19記事「3つの小崖(断層)の東側延伸把握
2014.07.20記事「四街道付近の原始平行河川の復元
2014.07.23記事「水系網を変化させた地殻変動の伝播方向

2014.07.14記事以降の7記事は想定外の新発見に関する予定外記事であり、自分の興味を大いに深めることができました。

また、想定外の新発見により、検討スタート時点の局所的特徴的変動地形の把握を修正する必要が生じました。
そこで、今後の検討対象リストを次のように設定しなおします。

主な局地的特徴的変動地形及び要確認地形(2014.07.27修正)

主な局地的特徴的変動地形及び要確認地形リスト(2014.07.27修正)
番号
地形区分
固有名称(仮称)
摘要
1
小崖(断層地形)
柏井小崖(柏井断層)
柏井レーキ、和良比レーキ、吉岡レーキ、吉岡レーキ西の地溝状地形を含む
花島小崖(花島断層)

犢橋小崖

2
小崖(断層地形)


3
オタマジャクシ状凹地
勝田台オタマジャクシ状凹地
すぐ北にも類似地形あり
4
オタマジャクシ状凹地
牧の原オタマジャクシ状凹地

5
隆起地形


9
地溝状地形


12
レーキ状水系パターン
勝田高津レーキ
南縁は断層崖?
13
レーキ状水系パターン
高崎川・南部川レーキ

14
凹地の浸食地形?
(円弧状地形模様)


15
凹地の浸食地形?
(円弧状地形模様)


16
凸地の浸食地形?
角崎大曲地形

17
凹地の浸食地形?


18
旧河道あるいは変動地形(凹地)?


 番号6、7、8、10、11は欠番

なお、番号1小崖地形(断層地形)の検討はまだいろいろあるのですがそれはひとまずここで区切り、他のリスト掲載地形検討に進みます。

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このシリーズ記事は次のサイトに掲載順に再掲しています。
サイト「花見川地峡史 -メモ・仮説集-

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