八千代市教育委員会において上谷遺跡D268土坑の発掘写真ポジを閲覧させていただき、この土坑出土カヤが常緑高木のカヤではなく、草のカヤ束であることを改めて最終確認しましたので記録しておきます。
2016.10.26記事「上谷遺跡 土坑底から壁にへばりついていたのは草のカヤ」参照
カヤ出土画像が度坑底面であることを画像で確認できました。
またカヤ材が底面全面を覆うように配置されている様子を推察できました。
上谷遺跡 D268土坑底面にカヤ束が敷き詰められていた様子
カヤ束出土画像
カヤ束出土画像 拡大
底にカヤ材が敷き詰められているこの土坑の役割は収穫物、例えば里芋、の冬季における貯蔵庫であった可能性が濃厚であると考えます。
現代でも里芋は穴を掘ってカヤ材を敷きつめて冬季貯蔵する方法が行われています。
ちなみに、WEBで調べると現代における里芋生産量全国一は千葉県であり、里芋にこだわりたくなります。
次の記事で、この土坑から出土した燈明皿、摩滅土器の閲覧について記録します。
0 件のコメント:
コメントを投稿