2018年11月14日水曜日

貝塚を例とした千葉県遺跡DB活用方策の検討 貝塚のプロット

貝塚を例とした千葉県遺跡DB活用方策の検討 1 貝塚のプロット

千葉県遺跡DB作成作業がだんだんと形になってきています。作業の合間にDBのデータをいじってみてどのように使えるか予備的な検討をしたいと考えています。
遺跡種別に「貝塚」と記載されているレコードが755ありますので、それを抜き出して、DBの利用方法についてシリーズで検討します。(貝塚そのものの検討は改めて行います。)
この記事ではデータのプロットの確認をします。

1 千葉県貝塚のプロット

千葉県貝塚の分布
遺跡種別「貝塚」レコード755件のうち位置情報がないもの(公開されていないもの)が7件ありますから、実際は748遺跡のプロットとなります。
自分の記憶では千葉県貝塚全部のプロット図を見た覚えはありません。時代別貝塚分布図は「千葉県の歴史 資料編 考古4(遺跡・遺構・遺物)」の貝塚の項に8枚にわたって掲載されていますが、総集編地図はありません。自分にとってこの図ははじめて見る図として意義があります。同時に内容面(分布面)で太平洋岸の分布で新たに気になることが生れました。九十九里の海浜部に貝塚があることをはじめて知りました。その時代について興味がわきます。鴨川方面太平洋岸にも貝塚が散見され興味を引きます。
このプロット図を拡大縮小しながら千葉県全体を見回すと、最も貝塚密度が高いのは市川付近であると感じられました。

千葉県貝塚の分布 市川付近
市川付近を含む画面で遺跡名を表示させてみました。遺跡名とその位置が正確であることを確認できました。

2 属性テーブルの表示
今回は現在までに作業した千葉県遺跡DBの全項目をQGISにとりこみました。

QGIS属性テーブルの表示
確かにQGISに千葉県遺跡DB項目が取り込まれていることが確認できます。
QGISラベル機能を利用してこれらの項目を遺跡名と同じように分布図上に表示することができます。

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