Kasori EII-type new stage to EIII-type old stage deep bowl (No.21) (Kusakari site,Ichihara City) Painted version 3D model
I created a Painted version 3D model of the Kasori EII-type new stage to EIII-type old stage deep bowl (No.21) (Kusakari site,Ichihara City) and observed it.
This 3D model is a tool for deepening thinking about pottery classification.
加曽利EⅡ式新段階~EⅢ式古段階深鉢(No.21)(市原市草刈遺跡)の塗色版3Dモデルを作成して観察しました。この土器の分類に関する思考を深めるためのツールです。
1 加曽利EⅡ式新段階~EⅢ式古段階深鉢(No.21)(市原市草刈遺跡) 塗色版3Dモデル
加曽利EⅡ式新段階~EⅢ式古段階深鉢(No.21)(市原市草刈遺跡) 塗色版3Dモデル縄文施文域(緑色)、沈線施文域(赤色)、(幅の広い)沈線(空色)を塗色
撮影場所:加曽利貝塚博物館令和4年度企画展「あれもEこれもE 加曽利E式土器」(内房地域編)
撮影月日:2023.02.09
Photoshopによるテクスチャ画像塗色の様子
ガラスショーケース越し撮影
3DF Zephyr v6.513で生成 processing 95 images
Kasori EII-type new stage to EIII-type old stage deep bowl (No.21) (Kusakari site,Ichihara City) Painted version 3D model
Paint Jomon pattern area (green), sunken line area (red), (wide) grooved line (sky blue)
Location: Kasori Shell Mound Museum 2022 Special Exhibition "That's also E..." (Uchibo area edition)
Shooting date: 2023.02.09
Shooting through a glass showcase
Generated with 3D model photogrammetry software 3DF Zephyr v6.513 processing 95 images
3Dモデルの動画
3Dモデルの画像
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkによる展開
3 メモ
加曽利EⅡ式土器→加曽利EⅢ式土器への移行は漸移的であり明瞭な境を引くことはできないと考えられます。多数土器観察経験のある専門家が総合判断して、最後は迷えばこの土器のように「加曽利EⅡ式新段階~EⅢ式古段階」と幅を持たせたのだと思います。
一方、ほぼ完全なる縄文土器素人の私は、つぎのような点数制を導入すれば、素人が縄文土器学習をするときに役立つのではないかと考えます。
加曽利E式土器分類点数制のイメージ(キャリパー形土器のEⅡとEⅢ分類の点数)
器形 平縁0点、波状口縁・把手土器1点
口縁部文様帯 渦巻文0点、退化渦巻文0.5点、渦巻文無1点
口縁部文様帯下限 ヨコ一線0点、波状1点
磨消縄文上部 沈線消滅0点、沈線逆U字形連続1点
縄文施文順番 縄文→沈線0点、沈線→縄文1点
・・・
・・・
これらの点数を合計、あるいは重みをつけて合計する。
このような点数で具体土器を評価すると、典型的キャリパー形加曽利EⅡ式土器は0点に近く、典型的キャリパー形加曽利EⅢ式土器は多得点になる。従って、その得点の様子でその土器のEⅡとEⅢの間のだいたいの位置がわかるようになる。
この方法を確立できれば、素人でも展示土器を点数で評価して、EⅡとEⅢの間のどのあたりであるか、概略検討をつけられる。
専門家が直観でサンプル土器に上記評価法に準じて点数を与え、その点数から評価要素やその重みを統計的に推定することも技術的に可能であると考えます。
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