Visualization project of the shell layer on the north slope of Ariyoshi Kita Shell Mound
Work diary 2023.09.06
As a hobby, I am working on a project to visualize the shell layer on the north slope of Ariyoshi Kita Shell Mound. As part of this project, I adjusted the images using a Photoshop macro batch to make the large amount of excavation research document files visible (readable).
趣味活動として有吉北貝塚北斜面貝層見える化プロジェクトに取組んでいます。この一環として多量の発掘調査原票ファイルを見えるように(読めるように)Photoshopマクロバッチで画像調整しました。
1 有吉北貝塚北斜面貝層見える化プロジェクトの概要
1-1 プロジェクトの趣旨
有吉北貝塚北斜面貝層の貝層と遺物の精細3D分布モデルを作成して、その相関を分析して、北斜面貝層の発達史と利用史を3D空間の中で明らかにし、だれでも理解できるように3D表現する。
1-2 プロジェクトの主な活動
・有吉北貝塚北斜面貝層に係る全発掘調査原票の入手(済)
・同上整理(活動中)
・出土全土器閲覧による破片遺物番号調査
・全土器破片3D座標取得とそれによる貝層発達史検討分析
・全主要遺物3D座標取得と貝層利用史分析検討
・分析検討結果の3Dモデル表現と情報発信
1-3 サポート
プロジェクトは荒木稔の私設プロジェクトとして進行していますが、千葉市埋蔵文化財調査センター所長西野雅人さんのアドバイス・情報提供に基づいて実行しています。
2 有吉北貝塚北斜面貝層に係る全発掘調査原票の入手
有吉北貝塚北斜面貝層に係る全発掘調査原票の入手は終了し、その様子は2023.09.02記事「有吉北貝塚北斜面貝層 発掘調査全原票の複写」で報告しました。
3 有吉北貝塚北斜面貝層に係る全発掘調査原票の整理
パソコンに「北斜面貝層発掘調査原票複写資料」というフォルダーを設け、そのサブフォルダーとして「A3フラッドヘッドスキャナによるスキャン」と「スタンドスキャナ(書画カメラ)による撮影」を設け、全スキャンファイル、撮影ファイルを格納しました。
この整理活動の中で次の2点により作業が特段に効率化しました。
3-1 スタンドスキャナ(書画カメラ)撮影ファイルのファイル名連番化
スタンドスキャナ(書画カメラ)撮影では、撮影効率をアップするため、ファイル名は現場での連番名になります(例 IMG_0001.jpg、IMG_0002.jpg、IMG_0003.jpg…)。
図面資料ではこの連番ファイルを撮影図面番号ファイル(例 3001.jpg、3002.jpg、3003.jpg…)に変換する必要があります。このファイル名変換はPythonスクリプトで行いました。PythonスクリプトはChatGPTに教えてもらいました。Windows11搭載標準機能ではこのような変換はきわめて困難です。
450ファイルのファイル名変更が数分ですみ、ChatGPTに感謝です。
●ChatGPT質問
フォルダーに多数ファイルが順番に並んでいます。この多数ファイルの名称を3001、3002、3003・・・という連番に変更するPythonスクリプトを教えてください。
●ChatGPT回答
フォルダ内のファイル名を連番に変更するPythonスクリプトを以下に示します。このスクリプトは、os モジュールを使用してフォルダ内のファイルを列挙し、連番をつけてリネームします。
……………………………………………………………………
import os
# フォルダのパスを指定
folder_path = '/path/to/your/folder'
# フォルダ内のファイルをリストアップ
files = os.listdir(folder_path)
# ファイルを連番にリネーム
for i, filename in enumerate(files):
# ファイルの拡張子を取得
file_extension = os.path.splitext(filename)[-1]
# 新しいファイル名を生成
new_filename = f'{i+3001:04d}{file_extension}' # 4桁の連番と拡張子を組み合わせる
# ファイルのフルパスを取得
old_filepath = os.path.join(folder_path, filename)
new_filepath = os.path.join(folder_path, new_filename)
# ファイルをリネーム
os.rename(old_filepath, new_filepath)
print('ファイルのリネームが完了しました。')
……………………………………………………………………
このスクリプトを使う前に、folder_path 変数にフォルダの実際のパスを設定してください。スクリプトを実行すると、フォルダ内のファイルが指定した連番にリネームされます。例えば、ファイルがfile1.txt、file2.txt、file3.txtのように並んでいる場合、それらは3001.txt、3002.txt、3003.txtにリネームされます。連番の桁数は4桁で、必要に応じて調整できます。
3-2 スキャン・撮影画像のPhotoshopマクロバッチ機能による調整
スキャン・撮影した図面画像(合計約800枚)はそのままの画質では実用に耐えないので、次のような調整をPhotoshopで行いました。
調整内容
・レベル補正(線や文字を濃くする)
・ハイパスフィルター補正(線や文字をクッキリ浮き出す)
1枚1枚作業するのは時間的に現実的ではないので、マクロバッチ機能で超高速に実行しました。
マクロバッチ機能で2時間ほどで作業終了し、マクロバッチ機能の効率性を改めて実感しました。
Photoshop調整画像と元のスキャン画像(一部拡大)
Photoshop調整画像と元のスキャン画像(一部拡大)
0 件のコメント:
コメントを投稿