花見川流域の小崖地形 その87(5mメッシュDEM図を読む 26)
1 桑納川でもオ面を発見
二重川で見つけたオ面(新発見地形面、下総上位面の区域にある)と対比できる地形面を桑納川でも見つけましたので、記録しておきます。
桑納川の谷津におけるオ面の分布は次の通りです。
オ面の分布と断面図線位置
基図は地形段彩図
参考 オ面の分布と断面図線位置
基図は標準地図
標準地図は電子国土ポータルによる
2 断面図
次に断面図を示します。
2-1 断面図15
オ面は桑納川だけでなく、その支谷津にも分布しています。
オ面の標高は23m、下総上位面一般面の標高は27~28mです。
断面図15と考察
2-2 断面図16
オ面は桑納川南岸に幅150m程の狭い範囲でへばりつき、細長く分布していますが、北岸の新川(平戸川)への出口付近では700~900mの幅で広く分布しています。
標高は23m~24mです。下総上位面一般面の標高は27m程です。
断面図16と考察
2-3 断面図17
桑納川北岸のオ面の縦断図です。標高が24m程であり、わずかですが断面15と比べてオ面の標高が高くなります。その理由は、今は判りません。
また、オ面の形状が新川(平戸川)に近づくと標高がわずかに増します。これが意味を持っているものであるのか、単に浸食の影響でそうなっただけなのか、今は判りません。
(オ面の微妙な標高異常が、もしかしたら重大な意味を持っているかもしれないと予感するので、念のため記録しておきます。)
断面図17と考察
3 参考 検討図のGoogle
earth表示
検討図のGoogle earth表示
検討図のGoogle earth表示
検討図は半透明
検討図付近のGoogle earth表示
画面中央下の緑地は陸上自衛隊習志野演習場です。
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