2018年7月12日木曜日

脱皮感覚を意識する

縄文時代学習に関して自分が突然脱皮し出したような感覚を意識しましたので記録しておきます。
ブログ「芋づる式読書のメモ」2018.07.09記事「縄文時代はどのように語られてきたのか」で山田康弘・国立歴史民俗博物館編「縄文時代 その枠組み・文化・社会をどう捉えるか?」(2017、吉川弘文館)第1章の感想を書きました。自分自身の縄文時代知識の基本が1960年代のものであることを自覚したので「1960年代頃の時代が形成する縄文時代観・文化観はもうお払い箱に入れなければならないということです。」と自分自身に語り掛けました。

山田康弘・国立歴史民俗博物館編「縄文時代 その枠組み・文化・社会をどう捉えるか?」(2017、吉川弘文館)表紙
この図書の「1 縄文時代はどのように語られてきたのか 山田康弘」で紹介されている次の図書も早速読み始めました。

kindle版「つくられた縄文時代」(山田康弘、新潮社、2016)

おそらく自分の意識「自分の知識はまるで古い」がある閾値を超えて強まったのでこのような記事を書いたのだと思います。
そして昨日書店に入ると次の図書が目に入りました。

小林謙一・工藤雄一郎・国立歴史博物館編「増補 縄文はいつから!? -地球環境の変動と縄文文化-」(新泉社)
以前にも何度も見かけたことはありますが、購入にまでは至らなかった本です。しかしページをめくってみると、全て自分の知識の古さをより一段と意識させ、同時に最新情報にアクセスできるキッカケとなりそうな本であると直観できました。
次の図は旧石器時代から縄文時代にかけての自分の1960代知識を全面改訂する入口になりそうですし、情報の出典が豊富であることに学習意欲が刺激されます。

過去5万年間の出来事の年表

西根遺跡や大膳野南貝塚などの発掘調査報告書分析活動で得られた知識(オリジナル情報)が膨大になり、そのとりまとめ作業をはじめたことが主因で、自分の背景知識の古さを折に触れて実感でき、最新背景知識の枯渇を感じることができたのだと思います。
縄文時代学習の深まりと背景知識の古さの間のバランスがこれ以上とれなくなったともいえます。
自分の趣味活動において縄文時代最新知識獲得活動を集中的におこない、1960年代知識から脱皮して、自分の背景知識が2010年代のものだと意識できるようになりたいと思います。

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