加曽利貝塚博物館で開催中の夏休み企画展「調べて発見!わたしのまちの縄文時代」で展示されている山形土偶の観察記録3Dモデルを作成してじっくり観察しました。
1 山形土偶(千葉市多部田貝塚) 観察記録3Dモデル
山形土偶(千葉市多部田貝塚) 観察記録3Dモデル
縄文後期後葉加曽利B式
撮影月日:2020.07.14
撮影場所:加曽利貝塚博物館 夏休み企画展「調べて発見!わたしのまちの縄文時代」
展示説明:頭がお山の形をしているから山形土偶って呼ばれているんだ。目・鼻・口が真ん中にキュッと集まっててかわいいでしょ。
ガラス越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.001 processing 21 images
展示の様子
特殊モード写真
2 本当は怖い山形土偶
この山形土偶を次のように観察しました。
山形土偶の観察
地母神を殺害して、その体をバラバラにして各所に投げ、その各所で幸が増殖するという地母神殺害再生神話に基づいてこの土偶は作成されています。土偶作成時点ですでに地母神を殺害している最中の様子を描写しています。
喉を欠き切られ、口から血の泡を吹き、目は白目になっている様子がうかがえます。
この解釈説明は夏休みの子供に真夏のお化け屋敷的興味を与えるものとして、まことにふさわしい展示です。
0 件のコメント:
コメントを投稿