縄文土器学習 485
しかしより精細な3Dモデル作成を目指して、今般試験的に各設定においてプリセット「高精細」を使って3Dモデルを作成してみました。
1 デフォルトモデルと高精細モデルの比較
・「デフォルト」では表現できなかったより微細な起伏とそれに対応したテクスチャ貼りつけができました。
・テストに使った称名寺式土器(千葉市餅ヶ崎遺跡)加曽利貝塚博物館展示は沈線が深くえぐりこまれている土器で、「デフォルト」3Dモデルでもその様子は十分に満足できるという感想を持っていました。 しかし、今般作成した「高精細」3Dモデルはそれをさらに立体性とテクスチャ復元性で質が高いものとなりました。
2 成果と問題点
成果
ア 高精細なモデル
これまで作成した3Dモデルより、より質の高いSketchfab作成が可能であることを知りました。
イ 過去モデルの高精細モデル化が可能
これまで作成した3Dモデル全てについて、新たに2番目の高精細モデルを作成することができます。これまでの撮影ストックが大いに生きる可能性が生まれました。
問題点と対応
ウ 作業時間がかかる
デフォルト作業では合計10分程度の作業が高精細作業では40分程度かかりました。
エ Sketchfab投稿ができない
Sketchfab投稿は会員ランクでファイル大きさ制限があり、自分の場合(プラス会員)の制限は100MBです。この制限により今回のテストファイルはSketchfabに投稿できません。他の人と情報共有できません。
オ 高精細3Dモデルの動画は作成できる。
高精細3Dモデルの動画は作成でき、YouTubeやTwitter、Facebookに投稿できます。
高精細3Dモデルそのものはファイルが大きくなり、Sketchfab投稿ができなくても、その動画はYouTubeやTwitter、Facebookなどに投稿できますから、土器細部をなめるように観察する動画作成があらたな情報発信の可能性を開きます。
3 感想
・対象物の概要を3Dモデルで表現するだけなら「デフォルト」で十分ですが、対象物の精密な観察を目指すならばプリセット「高精細」を使って2つめの3Dモデルを作成することが有効であると確認できました。
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