縄文土器学習 538
加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」展示加曽利EⅠ式深鉢(No.39)を3Dモデルで観察しましたのでメモします。
1 加曽利EⅠ式深鉢(No.39)(柏市小山台遺跡) 観察記録3Dモデル
加曽利EⅠ式深鉢(No.39)(柏市小山台遺跡) 観察記録3Dモデル撮影場所:加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」
撮影月日:2020.11.27
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.016 processing 69 images
展示の様子
展示の様子
3Dモデルの動画
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkによる展開 テクスチャ
GigaMesh Software Frameworkによる展開 ソリッド
3 観察メモ
口縁部にS字状文の連続、胴部にクランク文が施文されています。双方の文様ともに大木8a式に多く、その影響があるのではないかと想像します。
双方の文様ともにその起源や意味について強い興味を持ちます。S字状文はその曲線から地物・水・生物など自然由来に起源をもとめることができると想像します。クランク文はそのような形状が自然のなかに多くはないので、特段に興味を持ちます。ピラミッドの造形が自然に対抗する人工の美だとする見解があります。そのような観点からクランク文は縄文人の自然から抜け出そうとする意識の産物かもしれないと夢想します。具体的には「人工物」(例 発明されて重宝している「階段」)を表象しているかもしれないと妄想します。今後どのように考えたらよいか、アーダ・コーダと思考を楽しむことにします。
2020.07.26記事「小型深鉢文様の観賞」では加曽利B1式小型深鉢(君津市三直貝塚)に見事なクランク文を観察しました。
参考 加曽利B1式小型深鉢(君津市三直貝塚)GigaMesh Software Framework展開写真
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