Pattern composition of pottery with human face decoration (face handle) (Takeu 1 site, Hokuto City)
I thought about the pattern composition of pottery with human face decoration (face handle) (Takeu 1 site, Hokuto City). I took the theme of confrontation between snake (personification) and frogs.
人面装飾(顔面把手)付土器(北杜市竹宇1遺跡)の文様構成について考えてみました。ヘビ文(擬人化)とカエル文の対峙がテーマであると捉えました。
1 人面装飾(顔面把手)付土器(北杜市竹宇1遺跡) 観察記録3Dモデル(動物文塗色)
人面装飾(顔面把手)付土器(北杜市竹宇1遺跡) 観察記録3Dモデル(動物文塗色)縄文時代中期中葉
撮影場所:山梨県立考古博物館令和4年度春季企画展「心を描く縄文人 -人面・土偶装飾付土器の世界-」
撮影月日:2022.06.01
展示の様子
ガラスショーケース越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.507 processing 236 images
Pottery with human face decoration (face handle)(Takeu 1 site,Hokuto City) Observation record 3D model (Animal pattern coloring)
Mid-Middle Jomon period
Location: Yamanashi Prefectural Archaeological Museum Reiwa 4th Spring Exhibition “Jomon people who draw their hearts-The world of pottery with human face and clay figurines-“
Shooting date: 2022.06.01
Shooting through a glass showcase
Generated with 3D model photogrammetry software 3DF Zephyr v6.507 processing 236 images
3Dモデルの動画
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkによる展開
3 メモ
3-1 今福利恵(2019)の記述
今福利恵(2019)ではこの土器胴部に2つのカエル文が描かれていることを指摘しています。
人面装飾(顔面把手)付土器(北杜市竹宇1遺跡)の文様構成
3-2 文様構成想定
人面装飾(顔面把手)付土器(北杜市竹宇1遺跡)の文様構成想定
人面装飾(顔面把手)の裏側の中央の渦巻をヘビ文と見立て、その周辺の4つの円環文+三叉文造形をカエル文と見立てました。
人面装飾(顔面把手)の表はヘビ文の擬人化造形であると見立てました。
この土器はヘビとカエルが対峙している土器です。
3-3 人面装飾について
人面装飾は耳飾が付いていますから、人風に表現している意図は伝わります。しかし、吻が突き出していて、目が吊りあがるなど顔形は実際の人の風貌とは全く異なります。動物を人風に表現しているように感じます。今福利恵(2019)が指摘するようにこの装飾は動物を擬人化表現したものであるとの指摘を納得することができます。縄文人は「動物が人の世界に入り込み、活動して物語を紡ぐ」ときの動物の顔を想像して創作したと考えます。ヘビもカエルも「人に化ける」とすればこのような顔つきになると集団的に創作したのだと考えます。ヘビもカエルも神であり、縄文語を話すのですから、人風に表現する必要があったのだと思います。
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