Relation between Collapsed Layer, Slope Shell Layer, Gully Transported Sedimentary Layer and Atamadai-type Pottery
Most of the Atamadai-type pottery was excavated from the gully valley top and the gully transport sedimentary layer, but some were also excavated from the slope shell layer. One item was excavated from the bottom of the sedimentary layer, and I hypothesized that it was discarded during the Atamadai period.
阿玉台式土器はガリー谷頭部とガリー運搬堆積層から出土したものが多いですが、斜面貝層から出土したものもあります。堆積層最下部から出土したものもあり、阿玉台式期に投棄されたものと作業仮説しました。
1 崩落層と斜面貝層の推定境界面と阿玉台式土器との関係3Dモデル
崩落層と斜面貝層の推定境界面:カラーグラデーション等高縞模様表現
貝層断面図:4番断面、7番断面、11番断面
阿玉台式土器:赤CUBE(11)
崩落層と斜面貝層の推定境界面と阿玉台式土器との関係3Dモデル画像
有吉北貝塚北斜面貝層 崩落層と斜面貝層の推定境界面と阿玉台式土器との関係3Dモデル動画
2 観察
観察結果
・阿玉台式土器11点のうち5点はガリー谷頭急斜面から、4点はガリー運搬堆積層から出土しています。阿玉台式土器の多くがガリー谷頭からガリー谷底に向かって投棄され、それが重力と年数回発生するガリー流路によって下流に運搬された様子を推察できます。
・ガリー運搬堆積層から出土した阿玉台式土器1点は基底部から出土しています。同じ場所から出土する加曽利EⅡ式土器と比べて明確に下層に位置する場所からの出土です。これから、阿玉台式土器の投棄が加曽利EⅡ式期より以前の時期に行われたことが推察できます。阿玉台式土器の投棄は阿玉台式期に行われたと作業仮説的に推察して、今後の作業をすすめ、検証して行くことにします。
・阿玉台式土器2点が斜面貝層から出土しています。阿玉台式土器はガリー谷頭部だけでなく、斜面にも投棄されたことが判明します。
・阿玉台式土器の3D分布特性は前期土器3D分布特性に似ているように感じます。
・発掘調査報告書から得られる阿玉台式3D座標は11点ですが、発掘調査原票を使えば、全部で56点の阿玉台式土器3D座標を得られる可能性があります。
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