Technical data: Chiba City Ningyozuka Tomb - 3D spatial display of the front land division line
The front land division line of Chiba City's Ningyozuka Tomb was displayed in 3D at the height it represents. Now that I know the meaning and height of the land division line, I can create a 3D model of the restored tomb.
千葉市人形塚古墳の前方部地割線を、それが意味する高さに立体表示しました。地割線の意味と高さが判ったので、古墳復元3Dモデル作成が可能になりました。
1 千葉市人形塚古墳の前方部地割線の立体空間表示
千葉市人形塚古墳の前方部地割線の立体空間表示3Dモデルの垂直比率:×3.0
古墳のテクスチャは沼澤豊氏作成「前方部地割線折返し図」を引用
前方部頂部の高さは40.2mで想定
くびれ部の高さは38.2mで想定
出土物としての地割線は盛土整地面(高さ36.5m)に描かれている。(このモデルでは非表示)
3DF Zephyr v7.531でアップロード
3Dモデルの画像
3Dモデルの画像
3Dモデルの動画
2 前方部地割線について
人形塚古墳 高さの略推定
これまでの検討結果を上図にまとめました。
前方部地割線AとCは墳丘盛土(第1ステップ)のラインを描いていると想定します。その場所は盛土工事の大きな節目の場所であり、地形的には小段(犬走り)が設けられていたと想定します。この地割線は等高線(38.2m)です。
前方部地割線Bは墳丘盛土頂部の左側肩線を描いていると想定します。地割線外円より手前は等高線(40.2m)、それより先は傾斜線(40.2m-38.2m)であると想定します。
前方部地割線Dは、埴輪展示演出効果を高めるために右側だけに設けられた1段高いテラスの肩線を描いていると想定します。
3 感想
後円部と前方部の地割線全ての意味と高さ(想定)の検討がひとまず終わりました。後円部頂部平坦面領域を沼澤豊氏想定(直径4単位)を利用すれば、人形塚古墳の復元3Dモデル諸元がすべて揃ったことになります。早速人形塚古墳の復元3Dモデルを作成して、検討を次のステップに深めることにします。
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