Stone rod (Hirahata site, Iida city) Observation record 3D model
During my study of rituals, I developed a concern about stone rods, so I made a 3D model of the observation record of a stone rod for the first time in a long time. This stone rod was excavated from a pit. It may be related to burial.
儀礼学習の中で石棒に対する自分の問題意識が開発されたので、久しぶりに石棒の観察記録3Dモデルをつくりました。この石棒は土坑から出土しています。埋葬と関係あるのかもしれません。
1 石棒(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル
石棒(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル縄文中期後葉
撮影場所:飯田市考古博物館
撮影月日:2024.10.03
展示の様子
3DF Zephyr v7.531 processing 86 images
3Dモデル画像
3Dモデル動画
2 メモ
儀礼学習(2024.10.01記事「祖霊観念と石棒儀礼」)で自分の石棒に対する問題意識が開発されました。というか疑問が深まりました。石棒に関して強い疑問を持てたので、学習はそれなりに進展すると、自分のことながら期待しています。
この石棒について、全国遺跡報告総覧で発掘調査報告書(「平畑遺跡・八幡原遺跡」)をダウンロードして確認しました。
縄文中期後葉の土器が出土する土坑4(南北1.7m×東西2m、深さ67cm)の抗底から打製石器などとともに下部の欠けた石棒が横倒して検出されたことが書かれています。石棒の長さは35cm・最大12cmの大きさで、頭部は綺麗に磨き上げたものであることが書かれています。
もしこの土坑が墓坑であれば、この石棒を所持し、この石棒で儀礼を取り仕切ってきたシャーマンが死亡し、この墓坑に埋葬されたと考えます。死亡したシャーマンがあの世でも石棒を使った儀礼活動を行えるように、この石棒も遺体と一緒に埋納した(あの世にシャーマン魂と一緒に石棒も送った)ということかもしれません。
石棒出土状況
「平畑遺跡・八幡原遺跡」(1988.3 長野県下伊那郡上郷町役場産業課・長野県下伊那郡上郷町教育委員会)から引用
なお、「この土坑の周囲にはピット5個が検出されているが、位置的には土坑4に属するようにみられるが確たることはいえない。」と発掘調査報告書にかかれていて、上記写真にも写っています。もしかしたら、墓坑の建屋(あるいは墓坑を覆う墓標のようなもの)があったのかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿