2026年3月6日金曜日

考古学切手 イェットボーレ・アイドル オーランド諸島発行

 Archaeological Stamp: Göttbøre Idol, Issued in the Åland Islands


I was delighted to find a clay figurine-themed stamp issued by the Åland Islands (an autonomous region of Finland) in my archaeological stamp collection. This clay figurine was left behind by hunter-gatherers approximately 5,000 years ago (the middle Neolithic period). Comparing it to the Jomon clay figurines is timeless.


マイ考古学切手コレクションの中からオーランド諸島(フィンランド自治領)発行の土偶をテーマとした切手を見つけて楽しみました。この土偶は約5000年前(新石器時代中期)の狩猟採取民が残したものです。縄文土偶との比較に時を忘れます。

1 イェットボーレ・アイドル オーランド諸島発行


イェットボーレ・アイドル オーランド諸島発行

2025年

EUROPA切手 テーマ:国内の考古学的発見


参考 土偶写真 Clay Idol from Jettböle. Photo Finna archives.

https://janfast.blogspot.com/2022/03/newly-found-stone-age-clay-figurines.html#:~:text=Sensational%20new%20finds%20of%20several,fom%20MEDIS%20(Mariehamns%20Medborgarinstitut).


参考 オーランド諸島(フィンランド自治領)の位置(Wikipediaから引用)

2 webから得られた情報

2-1 切手

切手に描かれているのは、イェットボーレ・アイドル(Jettböle idol)と呼ばれる、約5,000年前の石器時代の粘土像です。

2-2 土偶の概要

発見の歴史: この像は1906年、オーランド諸島のヨマラにあるイェットボーレ遺跡で、フィンランド人考古学者ビョルン・セダーバルブによって発見されました。

特徴: 焼成された粘土で作られた小さな人物像で、頭部や胴体に幾何学模様や印が刻まれています。スカンジナビアで石器時代の人間を模した粘土像が見つかったのは、当時これが初めてのことでした。

意義: 現在では、オーランド諸島の石器時代を象徴する重要な文化的シンボルとなっています。その用途については、儀式用の道具など、長年にわたり様々な解釈がなされています。 

2-3 イェットボーレ遺跡

フィンランドのオーランド諸島(Åland)にあるイェットボーレ遺跡(Jettböle)は、紀元前3400年〜2800年頃(新石器時代中期)の代表的な石器時代居住跡です。オーランド諸島で最初に発見された石器時代遺跡であり、当時の海上交易や独自の文化を伝える極めて重要な場所です。 

2-3-1  遺跡の重要性と特徴

場所: オーランド諸島のヨマラ(Jomala)に位置し、かつては2つの島の間の狭い海峡に面した北側の斜面にありました。

生活様式: 狩猟採集民の居住地であり、アザラシ狩り、鳥の狩猟、漁業が生活の中心でした。時代が下るにつれて、牛、羊、豚の飼育や、おそらく大麦の栽培も行われていたと考えられています。

出土品: 独特なピット・ウェア(Pitted Ware / くぼみ文土器)文化の土器が多数見つかっています。 

2-3-2 「イェットボーレ型」の土製偶像(Clay Figurines)

この遺跡の最大の特徴は、「イェットボーレ型(Jettböle Type)」と呼ばれる、珍しい人型や動物型の土偶が出土していることです。 

100年以上前の発掘で頭部などが見つかり、2021年にも同種の大きな頭部破片が再発見されました。

これらは儀礼や祭祀に使われたと考えられています。 

2-3-3 カニバリズム(食人)の可能性

1905年から1911年にかけて行われた初期の発掘で、埋葬された男性の遺体とともに、人間の骨が細かく砕かれた状態で大量のゴミ層から見つかりました。 

骨に見られる切断痕(カットマーク)から、カニバリズム(食人)の習俗があった可能性が古くから議論されています。 

2-3-4 まとめ

イェットボーレは、単なる居住地ではなく、独特の土偶や墓の状況から、宗教的・祭祀的な意味を持つ場所であったと研究されています。 

3 感想

縄文土偶との比較思考に時を忘れます。

縄文土偶のように乳房、妊娠など女性要素がありません。

祭祀道具だとしても、背景となる神話・ナラティブが全く異なるのだと想像します。

4 参考

オーランド諸島帰属の歴史の中で、Wikipediaに次の記述があり、興味が深まりました。

「1921年に、国際連盟の事務次官であった新渡戸稲造を中心として、オーランドのフィンランドへの帰属を認め、その条件としてオーランドの更なる自治権の確約を求めたいわゆる「新渡戸裁定」が示された。これらは両国政府の具体化作業と国際連盟の承認の後、1922年にフィンランドの国内法(自治確約法)として成立し、オーランドの自治が確立した。」


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