2013年1月26日土曜日

小金牧と六方野を振り返る

アーカイブWEBページ「花見川流域資料3 小金牧と六方野」をざっと読み返してみて、次のような感想を持ちました。

このテーマは気になっていたにもかかわらずブログ記事が最も少ないものです。
このテーマの特徴は、人々の歴史の中で水のない台地内部は長らく土地利用されずに放置されていて、江戸時代が始まる前後頃に順次所有者がきまり、牧や入会地として利用され出したという開拓内容を知ることにあります。
馬防土手など、残されている地物遺跡も少々ありますが、物的な興味対象は少ないような印象を受けます。
一方、古文書が残されている時代の出来事であり、興味を深めようとすると古文書類に興味の対象を向ける必要があります。

私に古文書の文章を解読する能力はないのですが、絵図類を現代の地図に比定するなどの作業は、地形情報等を媒介にしてある程度できると思いますので、そうした方向に興味を深める入口を見つけ、小金牧と六方野にまつわる土地開発について学習していきたいと思っています。

さしあたって、小金牧周辺野絵図(千葉県立文書館収蔵)と六方野開墾絵図(宇那谷町内会所蔵)をGIS上に比定してみたいと思います。

路傍の模様

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