2014年4月27日日曜日

花見川河川争奪が発生した地学的場面 地形面モデル

シリーズ 花見川地峡成立の自然史 -仮説的検討-
第2部 花見川河川争奪に遡る その11

花見川河川争奪の成因を検討するために、最初に河川争奪が発生した地学的場面を確認しておきます。

下総台地の大局的な地形分類とその中における花見川河川争奪の分析範囲、及び分析結果を下図に示しました。

花見川河川争奪の地形面モデル分析

このモデル分析は、地形を被奪側水系(印旛沼水系)の谷津地形成分と争奪側水系(東京湾水系)の谷津地形成分に分離して模式的に示したものです。

現在観察できる地形はこの2つの成分がオーバーレイして混在していますから大変複雑です。
更に人工改変(印旛沼堀割普請)の影響を受けいているので複雑さに輪をかけています。
しかし、丸3年間かけて現場を観察してきた結果得られて地形モデルが上記の図です。

上記モデル分析を説明的にプレゼンテーションすると次のようになります。

花見川河川争奪の地形面モデル

花見川河川争奪の地学的場面がはっきりしましたので、これをベースにして成因分析に突入します。

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