Analysis using Blender and QGIS together
I decided to collaborate Blender and QGIS for 3D spatial analysis of the north slope shell layer of Ariyoshi Kita Shell Mound. Map the grid information database and its analysis results with QGIS. Project the analysis map into Blender3D space to observe and consider in 3D space.
有吉北貝塚北斜面貝層の3D空間分析をBlenderとQGISをコラボレーションさせて行うことにしました。グリッド情報データベースとその分析結果をQGISで地図化します。分析地図をBlender3D空間に投影して、3D空間で観察・考察します。
1 グリッド情報データベース
有吉北貝塚北斜面貝層のグリッド単位情報をデータベース化します。
有吉北貝塚・北斜面貝層のグリッド体系
これまで次の項目についてグリッド単位情報(出土数など)をExcelで作成しています。
●これまでに3D情報あるいはグリッド単位情報を作成した項目
・土器破片出土数(早期、前期、阿玉台式(第2~5群)、中峠式(第6群)、加曽利EⅠ式(第7・8群)、加曽利EⅡ式(第9群)、加曽利EⅡ式(第10・11群)、加曽利EⅢ式(第12群)
・散乱人骨
・アリソガイ・ハマグリ磨貝
・土器片錘
・ハマグリ貝刃
・石鏃
・装飾品(貝製品)
・装飾品(骨角歯牙製品)
・イノシシ顎骨
・磨製石斧
・打製石斧 など
これらのExcelファイルをFileMakerのリレーション機能を利用して効率的にデータベース化します。
2 グリッド情報データベースを使った分析
グリッド情報データベースをQGISと連動して作成します。データベースを使って、項目別分布観察や項目間関連分析(オーバレイ分析)あるいは多項目を使う多変量解析を行い、北斜面貝層の空間特性を浮き彫りにします。分析・解析にはRあるいはPythonを使います。分布状況や分析結果地図はQGISで表示します。
装飾品(骨角歯牙製品)分布図(QGIS表示)
3 分布状況や分析結果のBlender3D空間表示
QGISで地図化した分布状況や分析結果は、Blender3D空間の地形モデルへUV投影して、3D空間で土器分布、貝層分布、地形分布などと一緒に観察・考察します。
装飾品(骨角歯牙製品)分布図(2D分布図)の地形モデルへのUV投影(Blender3D空間)
4 感想
項目別分布や分析結果を平面図環境で考察するのではなく、Blender3D空間で考察することによって、考察がより空間事実に即したものになり、かつ総合化したものになり、その質が高まることを期待します。
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