有吉北貝塚北斜面貝層の装飾品(貝製品)とイノシシ顎骨のグリッド分布が相互噛み合い的に観察できますので、メモしました。
Interlocking distribution of ornaments (shellfish products) and wild boar jawbones
The grid distribution of ornaments (shellfish products) and wild boar jawbones in the north slope shell layer of Ariyoshi Kita Shell Mound can be observed interlockingly, so I will make a note of it.
1 装飾品(貝製品)とイノシシ顎骨の分布
有吉北貝塚北斜面貝層装飾品(貝製品)分布
参考 イモガイ製腰飾
有吉北貝塚北斜面貝層イノシシ顎骨分布
2 装飾品(貝製品)とイノシシ顎骨の相互噛み合い的分布
装飾品(貝製品)とイノシシ顎骨のグリッド分布が相互噛み合い的に見える様子
装飾品(貝製品)の出土数が多いグリッドはイノシシ顎骨が少なく、反対にイノシシ顎骨が多いグリッドは装飾品(貝製品)が少なく観察できます。相互噛み合い的に観察できます。
この様子が単なる偶然であるのか、それともイノシシ顎骨や装飾品(貝製品)が投棄された(持ち込まれた)頃の活動状況の反映であるのか、今後詳しく検討することにします。
イノシシ顎骨はイナウに飾られたイノシシ頭骨であると推察していますので、装飾品(貝製品)とイノシシ顎骨の相互噛み合い的分布は祭壇付近で行われる祭祀的活動の反映かもしれません。
3 参考 アイヌ熊祭りのイナウ
アイヌ熊祭における熊頭の飾り
「アイヌ芸術 第二巻木工編」(金田一京助、杉山寿栄男 昭和17年)から引用
アイヌ熊祭のイナウ祭壇(部分)
「アイヌ芸術 第二巻木工編」(金田一京助、杉山寿栄男 昭和17年)から引用
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