2024年5月29日水曜日

加曽利貝塚博物館の発掘調査速報展を観覧する

 Visiting the Kasori Shell Mound Museum's Excavation Survey Report Exhibition


I visited the Kasori Shell Mound Museum for the first time in a while and viewed the 2023 Excavation Survey Report Exhibition. In addition to the excavated artifacts, including clay figurines, there was also a rich panel display related to the development history of the Kasori Shell Mound and the settlement, which allowed me to deepen my awareness of the issues at hand.


久しぶりに加曽利貝塚博物館を訪問して、令和5年度発掘調査速報展を観覧しました。土偶をはじめとする発掘遺物とともに、加曽利貝塚と集落の発達史に関連するパネル展示も充実していて、自分の問題意識を深めることができました。

1 展示の様子


入口


展示全周パノラマ

展示は4つのショーケースコーナーと間仕切りのパネルから構成されています。


1コーナー

令和5年度発掘調査で出土した遺物が展示されています。


2コーナー

北貝層の説明パネル。


3コーナー

北貝塚の主要時期別土器(過去の発掘で出土したもの)を出土位置をしめして展示しています。


間仕切りパネル

令和5年度発掘調査の目的とその結果について説明しています。


4コーナー

今回の発掘で、北貝塚集落の生活面が3層であることが判った説明です。


5コーナー

南貝塚の第16次調査(2020~2022年)などの成果のパネルが展示されています。

2 感想

加曽利貝塚博物館北貝塚の時期は現在学習中の有吉北貝塚北斜面貝層とも時期が重なり、有吉北貝塚との比較という点で興味が湧きます。加曽利貝塚のこれまでの発掘が一部に限られ、現在も小規模に継続している様子を見るにつけ、有吉北貝塚北斜面貝層の発掘が完掘され、情報が全て揃っていることの意義の重大さに気がつかされます。

3 3Dモデル作成用撮影

1コーナー展示土偶と3コーナー展示全土器6点について3Dモデル作成用撮影をしました。


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