横戸川流域紀行1 横戸川流域の概要
横戸川流域は河川延長が約1.3km、流域面積が約2.1平方kmです。現在の水路上流端にはこてははし台の調整池が位置します。
調整池から勝田川合流部までの谷津谷底は水田として耕作され、谷津全体の風景も既存集落と斜面林が織り成す田園的なものとなっています。
調整池から上流はこてはし台団地、千種町から三角町にかけて広がる工業団地として開発され、自然地形はほとんど失われています。
横戸川の谷津谷底はかつて「横戸谷津」と呼ばれていて、旧宇那谷村の範囲です。調整池より上流の、現在は谷津地形が失われている部分(こてはし台3丁目から千種町付近)は「宇那谷谷」と呼ばれていました。東にある別の宇那谷川と紛らわしい名前ですが、「宇那谷村の範囲である谷」という意味であり、所有関係を明示するために意識的につけられた地名であると考えられます。
旧版1万分の1地形図(三角原)に見られる「宇那谷谷」地名
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