宇那谷川流域紀行17 下志津射場図7 演習場の危険予防
下志津演習場の危険予防
昭和17年4月近衛師団管轄演習場規程付図から、射撃に関する周辺集落に対する危険予防策を読み取ると、次のようになります。
1危険予防上注意区域の設定
演習場境界から1km以内の集落(一部軍施設を含む)を対象に危険予防上注意区域を設定しています。この区域を設定し、付図に赤ハッチで明示することにより、演習部隊に誤射しないよう注意喚起しているものと考えます。
2警戒標の設置
演習場境界付近に合計13箇所の警戒標を設置し、住民に対して演習場の存在を示しています。
3警戒旗の掲揚
演習場の内側に設定された射撃目標設定区域の周辺に合計7箇所の警戒旗掲揚場所が設置されています。下志津、六方野、三角原の各射場の射撃利用パターンによって、警戒旗掲揚場所が異なっていました。
廃弾拾いなどで住民は演習場に入ることもあり、警戒旗掲揚によって付近で実弾演習がおこなわれることを知ることが出来ます。
4射撃目標設定区域の設定
射撃目標を演習場の中央部に区域を指定して設定しています。これにより周辺集落に対する誤射を防止しようとしています。同時に射撃目標をある程度集約して、電気発火用疑砲火や射弾下掩蔽部の利用などを含めて演習の効果的効率的実施を図っていたものと考えられます。
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