花見川河床の地下約35mに内径2.5mの頑丈なトンネルがあり、成田国際空港で使う航空燃料を運ぶパイプラインが敷設されていますので紹介します。
この施設は石油パイプライン事業法により設置された施設で、千葉埠頭石油ターミナルで荷揚げされた航空燃料を成田国際空港まで輸送する延長約47㎞のパイプラインの一部です。
トンネルが花見川を通る部分は河口から京葉道路までの約4.7㎞の区間です。
石油パイプラインルート図
成田空港給油施設株式会社提供
石油パイプラインルートのイメージ(花見川付近)
トンネルの中には口径14インチ(外径355.6㎜)のパイプ2条が配置されています。
トンネルの様子
成田国際空港株式会社パンフレットより
成田国際空港株式会社パンフレットによると、パイプ1条あたり約700kl/hの輸送能力があり、流速は約2.2m/sです。
このように花見川は、成田国際空港の存在に欠かすことのできない石油パイプラインを通すという重要な機能を、空間上果たしています。
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