花見川流域の小崖地形 その22
D地区(花見川東岸の三角町や千種町付近)では市街地化がすすみ、花島小崖の地形が盛土等によって改変されるとともに、人家が密集して地形の認識(写真撮影)が困難になっています。
しかし、三角町と千種町の境界付近では花島小崖の改変が顕著ではない所が残っています。
次に小崖地形を明瞭に認識できる場所とその写真を示します。
これらのポイントでは小崖の上部における土地での掘削は認められませんが、小崖下部の土地における盛土は各戸ともに行われています。
従って、市街地化前の崖の比高はもっとあったと思います。
小崖が明瞭にみられるポイント
写真1
道路の左が三角町、右が千種町です。
狭い道であるため、崖地形が残っています。自動車がすれ違える道路では掘削と盛土により道路の勾配が平滑化され、崖地形が失われています。
道路の勾配が平滑になると、それに面する土地も道路の高さに合わせて掘削あるいは盛土が行われ、土地全体が平滑化してしまいます。
写真2
三角町の狭い道路に残る崖地形。
写真3
写真2の崖を上から見た写真。
写真4
道路以外の小崖は擁壁で固められていて、崖地形をあまり感じさせません。
つづく
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